最新記事

革命政党は組織原則も大違い 本紙引用し首相を叱責

「世界日報の1面に地方議会で『共産主導の意見書、相次ぎ否決』という見出しの記事が出ている。われわれは岸田首相に何度も自民党の地方議員についても『調査すべきだ』と求めてきたのに応じてこなかった」

日米韓合同訓練巡り激論

9月末に日本海で行われた日米韓合同軍事訓練が韓国内で激論を呼んでいる。その急先鋒(せんぽう)に立つのが野党共に民主党の李(イ)在明(ジェミョン)代表だ。李氏は「自衛隊を韓国に引き込むのか」と猛反発した。

【心をつむぐ】文化財修復と大寒の水

石川県金沢市の兼六園側に「金城霊沢(きんじょうれいたく)」と呼ばれる泉がある。「金沢」の地名の由来となった場所と伝えられており、毎年7月の氷室開きには、この水でお茶を点(た)てて神前に供え、その後、お茶会で振る舞われる。それほどきれいな清水だ。

日本宗教の多様性を生む神仏習合

日本宗教の特徴は神道と仏教の混交、補完、協力の神仏習合にある。そのありようは時代や社寺によって異なり、それが日本宗教の多様性を生んでいるといえよう。聖徳太子が構想した仏教立国の象徴・東大寺における神仏習合の行事が同寺境内にある手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)の例大祭「転害会(てがいえ)」で、10月5日、東大寺の僧を迎え行われた。

【上昇気流】(2022年11月12日)

孔子が編んだとされる『春秋』には洪水や干ばつ、地震などの天災は、誤った政(まつりごと)への天の警告とある。漢代には儒家がこの考えを盛んに広め、「天人相関説」と呼ばれた。

コミュニティー・スクールの課題―元山口県岩国市議会議員 前野 弘明氏に聞く

地域との関係をつくりながら子供たちを健やかに育てようというコミュニティー・スクール制度は、平成17年に文科省が旗振り役を果たしスタートした。だが、山口県岩国市ではその前から地域の人々が子供教育をサポートする態勢を構築していた。その旗振り役の一人であった元岩国市議会議員の前野弘明氏に、その経緯と課題を聞いた。

キャンドル灯る「諸聖人の日」フィンランドから

今月5日は、伝統的なキリスト教の祝日である「諸聖人の日」だった。毎年10月30日以降の最初の土曜日に、フィンランドでは諸聖人の日として祝われる。キリスト教の聖人や殉教者を称(たた)えるとともに、身内や親しかった故人を偲(しの)び追悼するのだ。

仏の核「欧州抑止力に貢献」 マクロン大統領が強調

フランスのマクロン大統領は9日、南部トゥーロンの海軍基地で演説し、自国が核兵器を保有することは欧州の安全保障上の「抑止力に貢献している」ことを強調した。ウクライナ戦争でロシアによる核兵器使用リスクが指摘される中、10月に「地政学的にフランスの核使用の可能性はない」と発言し、自国中心との批判を受けていたことを打ち消す発言となった。

聖戦と化す露のウクライナ侵攻 「非ナチ化」から「非サタン化」

プーチン大統領はウクライナ侵攻を正当化するロジックとして「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を主張した。侵攻は「ナチズムに染まった」ウクライナを解放するための「正義の戦い」というものだが、ここに至って「ロシアは悪の勢力―サタンそのものと戦っている」という理屈を広めつつある。

【社説】露軍一部撤退 ウクライナ侵略失敗は明らか

ウクライナを侵略したロシアのプーチン政権が、軍を南部ヘルソン州の一部から撤退する決定をした。ウクライナは先に北東部ハルキウ州を奪還した後、南部へ反転攻勢し、露軍から解放する地域を拡大している。プーチン大統領は「特別軍事作戦」の失敗を悟り、無謀な侵略に終止符を打つ決断をすべきだ。

【米中間選挙2022】共和 下院でリード保つ 上院は接戦州で決選投票

米中間選挙(8日投開票)は10日も開票作業が続けられているが、上下両院とも依然として大勢は判明していない。共和党の票が事前の予想ほど伸びておらず、下院は同党が僅差で過半数を獲得するとの見方が強いが、上院は接戦となっている。

【上昇気流】(2022年11月11日)

ロシアのショイグ国防相は、ウクライナ軍が攻勢を強める同国南部へルソン市からの撤退を発表した。プーチン大統領が9月に一方的に併合を宣言した4州の一つへルソン州の州都だ。ロシアが伏兵を残し市街戦になることをウクライナ側は警戒しているものの、奪還されればプーチン氏にとっては大きな痛手となる。

【韓国紙】梨泰院惨事を“災難政治”にするな

梨泰院の惨事は私たち全てを恥ずかしくした。当然、最も大きい責任は国家、尹錫悦(ユンソンニョル)政権にある。事故前に112(警察通報用の電話番号)にかかってきた電話のニュースに接した時、胸が詰まるようだった。犠牲者の遺族の心はさぞかし大変だっただろう。

財政支出29兆円超の総合経済対策に右も左も「規模ありき」と総批判

10月29日付読売「補助金頼みでは克服できない」、朝日「財政規律の喪失を憂う」、日経「巨額の痛み止めを盛る経済対策の危うさ」、産経「実効性より規模を優先か」、東京「賃上げの具体策を欠く」、30日付毎日「暮らし第一と言えるのか」、11月1日付本紙「消費の下支えに万全を期せ」――。

ボルソナロ氏擁立へ 26年大統領選でブラジルの自由党

保守派・自由党(PL)党首のバルデマール・コスタ・ネト党首は8日、2026年の次期大統領選挙で、現職のジャイル・ボルソナロ(67)大統領を擁立する意向を明らかにした。

命を救った誕生日プレゼント イスラエルから

イスラエルでは、医療サービスや治安維持に一般市民が参加するケースがよくある。男性も女性も18歳から兵役があるせいなのか、一般市民でも救急処置の知識があったり、テロに出くわしたら現場で犯人を取り押さえる市民がいたりする。その道の専門家でなくても、いざというときに市民自ら必要な対処をすることが珍しくない。

イスラエル総選挙 ネタニヤフ派勝利 右派・極右連立政権誕生か

約3年半で5回目となったイスラエル総選挙(国会定数120)が1日に実施された。極右「宗教シオニズム」の躍進により、ネタニヤフ元首相を中心とする右派・宗教勢力が過半数を獲得した。右派と極右の連立政権が発足すれば、イスラエル史上最も右寄りの政権が誕生することになり、パレスチナとの対立激化が懸念されている。

【社説】米中間選挙 民主は民意を重く受け止めよ

バイデン米政権の任期前半の評価が問われた中間選挙の投開票が行われ、野党・共和党が連邦議会下院でリードしている。上院では与党・民主、共和両党が接戦となり、大勢判明が大幅にずれ込む可能性がある。

【米中間選挙2022】下院で共和リード 上院は4州めぐり激戦 大勢判明まで時間も

米中間選挙は8日、全米各地で投開票が行われ、野党・共和党が下院でリードする一方、上院は接戦となっている。共和党に当初予想されていたほどの勢いは見られず、上院の大勢判明まで時間がかかる可能性もある。

【上昇気流】(2022年11月10日)

アートセラピーという言葉を知ったのは、米国人画家ナターシャ・シャピロさんの個展を取材した時だった。2010年11月に東京・目黒区の画廊で開かれ、花や都市の風景の作品が展示されていた。