最新記事

コカイン33トンを押収 欧州刑事警察機構 欧米連携し国際捜査

欧州刑事警察機構(ユーロポール)は11月28日、欧州のコカイン売買を大規模に牛耳る通称「スーパーカルテル」の主犯格と共犯者を逮捕し解体したと公表した。欧州メディアが一斉に報じた。「砂漠の光作戦」と命名された今回の国際捜査で、11月8~19日に欧州各地やアラブ首長国連邦(UAE)の組織のアジトなど関連施設を一斉捜索し、容疑者49人を逮捕した。

6度目Vへお祭り騒ぎ ブラジルから

現在、サッカー王国ブラジルは、ワールドカップ(W杯)で、史上最多の6度目の優勝を果たすべく、国を挙げてお祭り騒ぎの最中だ。

中国のスパイ活動の可能性 共和党、ハンター氏疑惑調査へ

先月の米中間選挙によって、下院で多数派を奪還した共和党は、バイデン氏の次男ハンター氏を巡る疑惑調査を進める方針だ。特に、中国の政治工作がバイデン氏周辺に及んでいたとみられることなどから、共和党議員らは、「安全保障上の問題」として追及する構えだ。

【社説】与那国駐屯地 最大限に活用し有事に備えよ

中国軍による台湾侵攻が現実味を帯びる中、台湾までわずか約110㌔の位置にある日本最西端の沖縄県・与那国島の重要性が増している。

【韓国紙】中露両国に萎縮する韓国人権外交

国際人権保護・増進活動に対する貢献度は人権先進国か後進国かを見分ける基準になる。韓国の位置はどの辺りだろうか。

防衛力報告書巡り安全保障感覚の異常さを露呈させた東京社説

政府の有識者会議が防衛力強化に関する報告書を岸田文雄首相に提出した。これに対し、先月27日付毎日社説「防衛力強化の増税案 説明なく痛み強いるのか」は、「会議はわずか4回しか開かれず、急ごしらえの感が否めない」と、拙速を慎むような言い回しをするが、今求められているのは、激変するわが国の安全保障環境に対応できる骨組みの早急な構築であってパーフェクト解答ではない。

【上昇気流】(2022年12月1日)

今年はインド独立75周年、日印国交70周年の節目の年。日本でもさまざまな行事が行われている。その記念事業の一つ、インド外務省による資金援助で刊行されたのが、ラビンドラナート・タゴールの回想記『少年時代』(めこん)だ。

フランス 石炭火力発電所再開 深刻なエネルギー不足

フランス北東部モーゼル県にあるサンタヴォル石炭火力発電所が28日、再稼働を開始した。冬の停電のリスクを抑制するのが目的で来年4月までの稼働としている。同発電所は地球温暖化対策で石炭発電を優先的に停止する政策により8カ月前に閉鎖されたが、ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー不足が深刻化し、再稼働となった。

過激派がホテル襲撃、民間人8人死亡 ソマリア首都

ソマリアの首都モガディシオ中心部にあるホテルで27日夜、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派アルシャバーブによる襲撃があり、民間人8人が死亡した。トルコのアナトリア通信が28日、報じた。

【社説】コロナ飲み薬 対策と経済活動両立へ活用を

塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」が緊急承認された。国産のコロナ飲み薬の実用化は初めてとなる。

【上昇気流】(2022年11月30日)

パーティーなどでの発言内容が漏洩(ろうえい)するケースがしばしば伝えられる。パーティーも規模はいろいろだが、どこまでが「内輪」で、どこからが「世間」かはキッチリ決まっているわけではない。

テロを容認しない「輿論」を起こせない首相、細野氏が産経で代弁

ニュースは時間で区切られ、意図を持った人々によって制作される。それを米政治学者ハロルド・ラスウェル(1902~78年)は「注目の枠組み」と名付けた。この枠組みは人々の関心や興味を集める「焦点化」と、そこから見落とされた「盲点化」を招き、それによって歪(いびつ)な環境認識がもたらされる。

EU大統領が訪中へ 仏大統領も来年早々 3期目習氏、巻き返しか

欧州連合(EU)のミシェル大統領は12月1日、中国を訪問し、習近平国家主席と会談する予定だ。今回は中国の招待で実現することになったもので、EUとの関係修復に向け巻き返しを図る狙いが中国側にあるとみられる。10月に3期目に入った習氏に会うための訪中は、EU首脳としては4日のドイツのショルツ首相に次いで2人目となる。

室内でTシャツの時代が終焉? フランスから

ウクライナ紛争の長期化でエネルギー価格の高騰は世界的に避けられない状況だ。今秋はフランスでも穏やかな気候で寒さも厳しくなかったが、徐々に冬の寒さが迫っており、暖房費の高騰の痛みは現実味を増している。

東西欧州、狭間の「難民収容国」オーストリアへの流入が急増

冷戦時代、地理的に東西両欧州の間に位置するオーストリアにはソ連・東欧共産圏から200万人以上の政治亡命者が殺到し、オーストリアは「難民収容国」と呼ばれた。冷戦後も同国には経済難民が流入している。ネハンマー首相はここにきて「収容できる限界を超えている」と述べ、難民が流入する西バルカン・ルートへの対策に乗り出している。

【社説】台湾与党大敗 中国の働き掛けに要警戒

台湾で統一地方選が行われ、与党・民進党が大敗した。台北市と北部の桃園市の市長選で民進党の候補が野党・国民党の候補に敗れ、ほかの県・市長選でも複数の現有ポストを失った。

日本へのサイバー攻撃で北朝鮮 朝高・朝大生を協力者に

北朝鮮の工作機関である偵察総局が日本にサイバー攻撃する際に標的となるコンピューターのパスワードなどを盗み出す上で、訪朝した朝鮮中高級学校や朝鮮大学校の学生たちに帰国後攻撃を手助けするコンピューター上の操作を教えていたことが分かった。北朝鮮消息筋が28日、本紙に明らかにした。こうした攻撃は、核・ミサイル開発の財源になっているとされる仮想通貨の窃取にも関係している可能性がある。

良き看護師への道のり

夏場に重い不整脈で入院、秋口に網膜剥離でまた入院した。両病院とも近所の個人病院では手に負えなくなった患者を診てもらう基幹病院である。

世界の若手作家の技法に見入る 石川県七尾美術館

フランス、スペイン、イタリア、日本、韓国、台湾など世界各地の絵本画家や若手イラストレーターによる最新作などを集めた「2022イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が、石川県七尾市の県七尾美術館で開かれている。会場には油絵や水彩、切り絵、刺繍(ししゅう)などの技法を駆使した作品が並び、来館者は国際色豊かな作品に見入っていた。今年はコロナ禍のため、インターネットを通じたデジタルアートが多い。

【上昇気流】(2022年11月29日)

産経新聞カメラマンが撮影した安倍晋三元首相の写真展が、東京タワーで開かれている。これを見て、安倍氏が類いまれな政治家であったことを改めて思った。