最新記事
コラム
【上昇気流】(2022年12月5日)
編集部 -
散歩していて陽(ひ)が照りだしたり、あるいは急に歩を早めたりすると、すぐに体が汗っぽくなってくる体験はたいていの人にあるのではないか。身体の恒常性を保とうと体内の水が実に敏感に反応する。
社説
【社説】反撃能力容認 防衛政策転換の意義大きい
編集部 -
自民、公明両党は、敵のミサイル発射拠点などを攻撃する反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を認めることで合意した。これを受け、政府は国家安全保障戦略など3文書に保有を明記する。厳しい国際情勢に対応するとともに、国際常識にかなう防衛政策への転換に踏み切った意義は大きい。防衛力強化に慎重な公明党が反撃能力保有を容認した点も評価できる。
中南米
ブラジル次期大統領が訪米へ バイデン米大統領と会談
編集部 -
南米ブラジルの左派・ルラ次期大統領は2日、来年1月1日の大統領就任前に訪米し、バイデン米大統領と会談する意向を明らかにした。ブラジルメディアが報じた。
メディアウォッチ
ウクライナ侵攻で中立のアルジェリア、親欧米へシフトする可能性
本田 隆文 -
ロシアのウクライナ侵攻に中立的な立場を取る国が多い中東・アフリカ。1970年代から非同盟の立場を取り、東西勢力と等距離外交を展開してきた北アフリカの主要国の一つアルジェリアもそのうちの一国だ。
コラム
【上昇気流】(2022年12月4日)
編集部 -
冬の寒さがめっきり身にこたえるようになった。机に向かい、足元を温めていても、上半身が寒さで心底から震えてしまう。一挙に秋から冬に突入したという印象である。
社説
【社説】中国ゼロコロナ 習政権は抗議の声に耳傾けよ
WEB編集部 -
中国で、習近平政権の「ゼロコロナ」政策に対する抗議デモや暴動が起きている。中にはこれまで考えられない体制批判まで出ており、沸騰した湯が蒸気を噴き出しているかのような不満の噴出ぶりだ。
堪忍袋の緒が切れた全土的抗議の声に中南海は耳を傾け、硬直した新型コロナウイルス政策を改めるべきだ。
コラム
【東風西風】『テロルの決算』再読
編集部 -
沢木耕太郎が右翼少年・山口二矢(おとや)による浅沼稲次郎社会党委員長の刺殺事件(1960年)を描いた『テロルの決算』(文春文庫)は、79年の大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した沢木氏の出世作である。安倍晋三元首相の暗殺事件との関連で再読すると、共通する面、大きく異なる面などが浮かび上がってくる。
国内
「鉄道と美術の150年」/東京ステーションギャラリー
編集部 -
日本の鉄道開業から150年を記念して「鉄道と美術の150年」が東京駅の東京ステーションギャラリーで開かれている(2023年1月9日まで)。
国内
郷愁を誘う秋冬の景色 コレクション展「山粧いて山眠る」
編集部 -
横手市の秋田県立近代美術館で、同館の収蔵品から秋冬の景色に焦点を当てたコレクション展「山粧(よそお)いて山眠る」が開かれている。季語としての「山粧う」は紅葉で粧われた秋の山、「山眠る」は静まりかえった冬の山を意味する。収蔵品も、テーマで集めると新しい視点が展開。郷愁を誘う光景が目の前に現れる。
国際
フランス美術事情 「太陽に向かう芸術界のスター」展
編集部 -
風景画の起源は東洋の方が古く、中国の山水画は西欧の風景画より1000年以上も早いといわれている。それだけでなく、山岳に霊的・精神性を求める中国人の自然観が反映された東洋の風景画は、自然を神が人間に与えたものとするキリスト教の自然観とは大きく異なる。
コラム
【上昇気流】(2022年12月3日)
編集部 -
国連が世界人口が80億人に達したと発表したので、天地創造の神の言葉を思い浮かべた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ」(旧約聖書「創世記」)。神はいったい、地に満ちる人の数をどう想定されていたのか。人智(じんち)の及ぶところではないが、気になった。
インタビュー
権力一元化で安定危うく 中国の習一強体制(上) アジア太平洋交流学会会長 澁谷 司氏に聞く
WEB編集部 -
5年に1度開催される中国共産党大会が10月下旬閉幕し、今後5年間の新体制が決まった。異例の3期続投を果たした習近平国家主席は「習一強体制」構築に成功したかに見える。だが「硬い木は折れ、柳に雪折れなし」との言葉通り、強権は時にもろさを露呈させる。中国は今後、どこに向かうのかアジア太平洋交流学会会長の澁谷司氏に聞いた。今回と次週の2回にわたって掲載する。
欧州・ロシア
ブラジル 熱帯雨林、1年で東京都の5倍消失
綾村 悟 -
南米ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)は30日、ブラジル国内のアマゾン熱帯雨林で2021年8月から22年7月までの1年間に消失した森林面積が1万1568平方㌔に達したとする報告書を発表した。
欧州・ロシア
マスク氏のツイッターに新法適用、EUが注文
安倍 雅信 -
欧州連合(EU)の欧州委員会のブルトンデジタル担当委員は11月30日、米ツイッター社を買収したイーロン・マスク氏と会談し、EUの新たな規制基準を伝えてツイッターの大幅な改善を求めた。
欧州・ロシア
フランスパンが無形文化遺産 「250グラムの魔術」とマクロン氏
安倍 雅信 -
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は30日、フランスパン「バゲット」を無形文化遺産に登録したことを明らかにした。登録内容は「バゲット作りの伝統とそれをめぐる生活習慣」で、米国を公式訪問中のマクロン仏大統領はバゲットを握って演説し、「250㌘の魔術と完璧さ」と登録を喜んだ。
コラム
アイスになったコーン マレーシアから
編集部 -
海外では、たまたま口にしたものが素晴らしく美味(おい)しいと、感動が増幅される。マレーシアのクアラルンプールではバンコク同様、バイクに載せて売り歩いていたアイスクリーム屋から1本買ったアイスクリームが忘れられない。
アジア・オセアニア
対米関係修復する比大統領 南シナ海問題、中国を強く牽制
福島 純一 -
ハリス米副大統領がフィリピンを訪問しマルコス大統領と会談を行った。米政府は中国が軍事拠点を増やし続ける南シナ海において、米軍の存在感を再び高めることを試みようとしている。そのためには比との間で交わした防衛協力強化協定(EDCA)の強化が必須となる。具体的には比国内に米軍が利用できる拠点をさらに増やし周辺有事に備えるというものだ。
社説
【社説】「同性婚」判決 迷走要因は現行法にあり
編集部 -
「同性婚」を認めないのは「合憲」だが、同性カップルが「家族」となるための法制度がないのは「違憲状態」という、矛盾とも受け取れる判決が東京地裁で出た。
コラム
【上昇気流】(2022年12月2日)
編集部 -
北陸の冬の味覚と言えば、日本海の荒波で育ったタラや寒ブリだ。石川県漁業協同組合が創設した寒ブリの最高級ブランド「煌(きらめき)」の認定が始まり、初日に10匹のうち1匹だけが認定され、400万円で競り落とされた。
中南米
カスティジョ大統領弾劾を提案 ペルー
綾村 悟 -
南米ペルーで29日、左派カスティジョ大統領に対し「大統領職を遂行する道徳的な能力に欠けている」などとする弾劾決議案が野党によって提出された。カスティジョ氏への弾劾提案は、これで3度目。ペルー議会(130議席)は、フジモリ派の「フエルサ・ポプラル」などを中心に議会の過半数を野党勢力が占めているが、弾劾決議に必要となる3分の2の賛成票が集まる可能性は低く、弾劾決議自体は否決される可能性が高い。過去2回の弾劾決議も否決されている。



