最新記事
欧州・ロシア
仏エネルギー危機 再エネ開発を加速 太陽光発電などを促進
安倍 雅信 -
フランスは再生可能エネルギーの生産を加速する法案を採択し、スペイン、ポルトガルとの間で「グリーン水素」のパイプライン設置でも合意した。ウクライナ侵攻でエネルギー危機が深まる中、国内でやれること、周辺国との連携が必要なものを同時進行させているが、再生可能エネルギー開発は待ったなしだ。
社説
【社説】「救済法」成立 信教の自由に暗い影落とす
編集部 -
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題を受けた「被害者救済新法」が成立した。行き過ぎた寄付勧誘の規制を目的とするものだが、憲法で保障された信教、内心の自由を侵しかねない法律が、拙速に成立したことは、わが国の自由と法治に暗い影を落とすものと言わざるを得ない。
メディアウォッチ
国民を煽り熱狂をつくり出す新聞、テロに沈黙し甘さを露呈した歴史
増 記代司 -
「少なくとも満州事変からそれに続く上海事変、そして満州国建設のころまでは、国民的熱狂というのは、マスコミによって煽られたと言ってもいいと思いますね」(半藤一利氏)「とにかく新聞は煽りましたね。たとえば、中国側がリットン報告書を読んで驚喜したと書いて、報告書が中国側に有利な内容だったとして、それに対する国民の反発を煽ったわけです」(加藤陽子氏)
コラム
歓喜の後に向かうところは
編集部 -
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表が1次リーグ(グループリーグ)で優勝経験のあるドイツとスペインを相次いで撃破、E組1位で決勝トーナメントに進出し、日本は大いに沸いた。
家庭・教育・LGBT
ロボットと人間が体験を共有 研究開発進む「ボディシェアリング」
編集部 -
自室にいながら、自分が現地に行って、動いているかのような体験共有ができる「ボディシェアリング」の研究開発と実用化が進んでいる。手掛けているのは琉球大学工学部の玉城絵美教授で、同氏はこのほど沖縄県宜野湾市で行われたイベントでリモート講演した。この技術は観光や教育に新たな形を示す可能性を秘めている。
コラム
【上昇気流】(2022年12月13日)
編集部 -
あす14日(旧暦)は、赤穂浪士討ち入りの日である。無念の死を遂げた主君・浅野内匠頭の仇(かたき)を討った浪士たちを、江戸庶民は武士の鑑(かがみ)と称(たた)え、「仮名手本忠臣蔵」は国民劇となった。
メディアウォッチ
中国での抗議デモ、天安門事件再来とはならぬと分析するNW日本版
岩崎 哲 -
日本人のシベリア抑留を描いた映画「ラーゲリより愛を込めて」の公開に合わせてニューズウィーク日本版(12月13日号)が特集を組んでいる。瀬々敬久監督の特別寄稿や主演の二宮和也さんとの対談、主人公・山本幡男の長男・山本顕一立教大名誉教授へのインタビュー
国内
落下傘奇襲 戦後復興の礎に 「空の神兵」顕彰会会長 奥本康大氏が講演 世日クラブ
編集部 -
世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良)の定期講演会が10日、動画サイト「ユーチューブ」の配信を通じて行われ、「空の神兵」顕彰会会長の奥本康大氏を講師に招き、「パレンバンの史実と出光佐三の軌跡~国家の命運を決するエネルギー問題」と題して講演した。
欧州・ロシア
「グリーン水素」パイプライン 仏スペイン間 30年までの敷設で合意
安倍 雅信 -
フランスのマクロン大統領は9日、スペイン南東部アリカンテでスペインのサンチェス首相、ポルトガルのコスタ首相と会談し、スペイン・フランス間の海底水素パイプラインを2030年までに建設し、稼働を目指すことで合意した。
中南米
次期大統領が組閣作業を開始 ブラジル
綾村 悟 -
ブラジルの左派・労働党のルラ次期大統領は9日、5人の閣僚人事を発表した。新政権は1月1日に発足する。最も注目されている財務相には、2018年の大統領選挙に出馬して決選投票で現職のボルソナロ大統領に敗れたフェルナンド・ハダド元サンパウロ市長が指名された。
国内
習氏の独裁「毛沢東時代に匹敵」 在日ウイグル人が講演
編集部 -
新疆ウイグル自治区出身で日本ウイグル協会理事のサウト・モハメド氏が10日、故郷の歴史や中国共産党支配による問題を指摘した著書の出版記念講演会を都内で開いた。
社説
【社説】辺野古移設 県は法廷闘争やめ協力を
編集部 -
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、国土交通相が県による埋め立て承認撤回を取り消す裁決をしたのは違法として、県が裁決の取り消しを求めた訴訟で、最高裁は県の上告を棄却する判決を言い渡して県の敗訴が確定した。
コラム
【上昇気流】(2022年12月11日)
編集部 -
「冬木立静かな暗さありにけり」(高浜年尾)。あまりの恐怖や驚きに襲われると、一夜にして髪が白髪になってしまうことがあるらしい。実際に経験したことはない。そんなことを思ったのも、いつも通っている道での出来事から。
コラム
【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(18) ガダルカナルの死闘(上) 補給支援考えぬ無謀な進出作戦
編集部 -
昭和17年初め、日本海軍は占領した南方地帯の安全確保のため、ニューギニアからソロモン諸島、さらにフィジー・サモアを攻略し(FS作戦)、この東西の線で米豪を遮断し米軍の西進を阻止しようと考えた。4月にニューギニアのポートモレスビー攻略(MO)作戦が発動され、5月3日、横浜航空隊はソロモン諸島南端ガダルカナル島沖の小島ツラギとその属島タブツ、タナンボコ両島を強襲、豪軍を制圧し水上機基地を開設する。ポートモレスビー攻略に際し、ソロモン方面から珊瑚(さんご)海に飛来する米軍機の偵察、哨戒が任務であった。
中南米
裁判所がカスティジョ前大統領の追加拘束を命令 ペルー
編集部 -
南米ペルーの裁判所は8日、憲法違反の容疑で拘束されている急進左派のカスティジョ前大統領に対する予備審問を行い、新たに7日間の拘束を行うことを決定した。今後は、検察側が主張する「国家に対する反逆および共謀罪」などを焦点とした捜査が続けられることになる。
社説
【社説】保育園児虐待 信頼損なった責任逃れの対応
編集部 -
静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で、当時の保育士3人が園児の足をつかんで宙づりにするなどの体罰を繰り返していた問題で、県警が3人を暴行容疑で逮捕した。
アジア・オセアニア
豪副首相兼国防相講演 原潜開発 来春にも道筋
編集部 -
来日中のリチャード・マールズ豪副首相兼国防相は8日、都内の笹川平和財団で講演し「豪州は来年の早い時期に、米英豪の安全保障の枠組みAUKUS(オーカス)の下で通常兵器搭載の原子力潜水艦開発の道筋を発表する」と述べた上で、「豪州は同盟国にとり有能な防衛パートナーになるだろう」と強調し、豪日の特別な戦略的パートナーシップを深化させたい意向を表明した。
国内
【連載】日本共産党100年 第2部 警戒解けぬ「革命集団」(4) 破防法調査団体
編集部 -
1995年のオウム真理教事件(29人死亡、6000人以上が負傷)の際、破壊活動防止法(破防法)を適用するか否か大きな議論になったが、一貫して反対したのが日本共産党だった。この法律は今から70年前の52年7月21日、共産党による殺人・放火・詐欺などの犯罪の激増を警戒し取り締まるために制定されたものだ。
コラム
【心をつむぐ】“汝自身を知る”こと
編集部 -
慌ただしかった1年が過ぎようとしている。この1年、何を築いてきたのか、改めて自らを振り返ってみると、はなはだ心もとない。「汝自身を知れ」というギリシャの格言がある。デルポイのアポロン神殿の入り口に刻まれた言葉という。



