最新記事

銃乱射でクルド人3人死亡  追悼集会で衝突も 仏パリ

フランス・パリ10区にあるクルド文化センターで23日、銃乱射事件が発生し、男性2人と女性1人が死亡、3人が負傷した。事件翌日にパリ市内で行われた追悼集会では衝突が発生。クリスマス休暇で人の移動が増える時期でもあり、住民の間で不安が広がった。

【社説】ウクライナ復興 日本は経験生かし積極貢献を

先進国の間では、ロシアの侵略を受けるウクライナの復興支援に向けた動きが活発化している。日本もこれまで他国の復興で培ってきた知見、経験を生かし、積極的に貢献することが望まれる。

【国境警報】中国公船、尖閣沖で72時間領海侵入 国有化以降の最長更新

沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で日本の領海に侵入していた中国海警局の「海警」2隻が25日、領海を出た。72時間45分にわたり日本漁船に接近するなどしており、領海内に連続で滞在した時間は、7月の64時間17分を上回り、12年の同諸島国有化以降で最長となった。

公費で共産支える中央11省 「しんぶん赤旗」購読問題 年間計431万円 厚労、文科が突出

日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」を公費で購読している中央の11省が年間計431万円余りを支出していることが分かった。そのうち、厚生労働省と文部科学省の購読数が突出して多く、両省の年間購読料だけで240万円以上にも及ぶ。岸田政権が暴力破壊活動を行う可能性のある監視団体であると6日に閣議決定したばかりの日本共産党の活動資金の9割が、この「しんぶん赤旗」の購読料で占められていることから、同党への事実上の政治献金に国民の血税が使用されていることの是非を巡って検討が求められそうだ。

旧統一教会信者の自民県議に「踏み絵」迫る実態暴露した田﨑史郎氏

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題一色となった臨時国会では、図らずも日本の政治家の宗教についての無知と反宗教性があからさまになった。その象徴は、自民党総裁としての岸田文雄首相の、教団との“決別宣言”(8月末)だった。

【上昇気流】(2022年12月26日)

「意図的な実験室からの流出とは言わないが、中国共産党がそれを隠蔽(いんぺい)したという事実を否定することはできない」――新型コロナウイルスのパンデミックを引き起こしたのは中国・武漢ウイルス研究所(WIV)からの流出だと考えるかどうかについて、米共和党マイク・ギャラガー下院議員の話(小紙19日付)。米世論の一般的な受け止め方だろう。

【社説】原子力最大活用 安全徹底しエネ自給目指せ

岸田文雄政権は脱炭素社会実現に向けた基本方針をまとめ、原子力について「最大限活用する」と明記した。原発の建て替えや運転期間延長も盛り込んだ。安全策とその点検をさらに徹底してきめ細かい原発政策を遂行することで、エネルギー自給の契機になることを願う。

2週連続で「コロナワクチンの『不都合なデータ』」を特集した新潮

「屋外ではマスクを外しましょう」――。政府がしきりに広報している。しかし誰もいない道をマスクなしで散歩していて、たまにすれ違う人がマスクをしていると、なんだか責められているような気分になる。

【上昇気流】(2022年12月25日)

きょうはクリスマス。だが、実際は昨日のイブの方が盛り上がる感じがする。新年へのカウントダウンで盛り上がる大みそかと、静かな気持ちで迎える正月との対比を思わせるものがある。

チリ大統領、パレスチナに大使館設置へ

南米チリの左派ボリッチ大統領は21日、任期中を目処(めど)にパレスチナ自治区に大使館を設置する方針を明らかにした。ボリッチ氏は同日、首都サンティアゴでパレスチナ系住民の集いに出席し、その場で大使館設置の意向を説明していた。ウレホラ外相が22日、現地メディアに向けて大使館設置方針を確認した。

【国境警報】中国公船2隻が領海に侵入 沖縄・尖閣諸島沖 先の2隻は外へ

沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で22日から日本の領海に侵入していた中国海警局の「海警」2隻が23日、領海を出た。一方、別の「海警」2隻が23日午前8時10~20分ごろ、大正島西北西の領海に侵入した。海保が、近くで操業する日本漁船に近づかないよう警戒している。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年28、29回目。

【宗教と政治】「教会を解散させないで」 家庭連合信者 嘆願書で訴え

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は21日、政府が検討する宗教法人の解散請求に反対する2万3486通の「嘆願書」を文化庁に郵送した。「嘆願書」は全国の信者から郵送やFAXなどで教団本部に届けられたもの。嘆願書を書いた一人で、教団の二世信者の小嶌希晶さん(27)が23日、取材に応じ、「私の両親は国際結婚で、教会がなければ私は生まれていなかった。だから『教会がなくなったらいい』と言われるのは、自分自身の存在価値を否定されている気がする」と訴えた。

【社説】金融緩和修正 もっと早くできなかったか

日銀がようやく大規模金融緩和の修正に踏み切った。大規模緩和の継続は、インフレ抑制のため欧米が利上げに動く中、内外金利差の拡大で異常な円安が進み、記録的な物価高の大きな要因になっていた。

共産の革命路線 赤旗・公明新聞

政府は6日、日本共産党について「いわゆる『敵の出方論』に立った暴力革命の方針に変更はない」とする答弁書を閣議決定した。日本維新の会の鈴木宗男参院議員の質問主意書に答えたもので、日刊機関紙を持つ公明と共産がこれに触れ、各々の見解を示している。

子供政策を各党が特集

政府の子供政策の司令塔として来年4月、「こども家庭庁」が発足する。20日には概要が判明しており、430人規模で発足することや、企画立案や総合調整を担う長官官房のほかに「こども成育局」「こども支援局」の2局が設置されることなどが報じられている。

【東風西風】チケットレスの味気なさ

『ピカソとその時代』展を観(み)に国立西洋美術館の窓口で当日券を申し込んだら、コンビニなどで受け取る領収書のようなものを渡された。会場入り口で係員が、そこに付いたQRコードに器械をかざし、はいどうぞという流れであった。

温厚で誠実な人物像に迫る 企画展「原達―叔父・原敬に期待された才人―」

岩手県盛岡市の原敬記念館で企画展「原達(とおる)―叔父・原敬(たかし)に期待された才人―」が開かれている。2022年は達の没後110年に当たり、写真や手紙、俳句などの実物資料百点余を通して生涯や業績を紹介する。

登録を機に継承へ理解を 民俗芸能「風流踊」 無形文化遺産へ

災厄を祓(はら)い、安寧な暮らしを祈願したわが国の民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」が11月末、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産へ登録された。対象となったのは24都府県の計41件。日本3大盆踊りの「郡上踊(ぐじょうおどり)」(岐阜)や「西馬音内(にしもない)の盆踊」(秋田)など、地域の歴史や風土を反映した祈りが込められたもので、いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されているが、その価値が国際的に認められた意義は大きい。

雪の中で行われる裸詣り 福満虚空藏菩薩の奇祭/福島県柳津町

JR只見線の会津柳津駅で下車した。駅員のいない駅だが、広場にはSLが展示されていた。坂道を南に下って、また上り返して、福満虚空藏菩薩圓蔵寺(ふくまんこくうぞうぼさつえんぞうじ)にやってきた。創建は大同2(807)年で、徳一大師によって開かれた古刹(こさつ)だ。

【上昇気流】(2022年12月24日)

イルミネーションに彩られた街にクリスマスソングが流れている。いつもの風景とは言え、つい足取りが軽くなる。これも福音の恵みだろうか。