最新記事
中南米
ボルソナロ氏、大統領交代式を欠席へ―ブラジル
編集部 -
ブラジルの保守派ボルソナロ大統領は30日、1月1日のブラジル大統領交代式を前に空軍機で米国に向けて出国した。米フロリダ州オーランドに1カ月ほど滞在する予定だという。交代式は欠席する。
欧州・ロシア
英仏スペイン 対中水際対策を強化 コロナ感染拡大受け
安倍 雅信 -
中国での新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、中国からの渡航者に対し、イタリアに続き、フランスとスペインが30日、抗原検査の陰性証明の提示を求める方針を発表した。英国も同国に向かう航空便の搭乗前に陰性証明の提示を求める措置を明らかにした。イタリアのメローニ首相が欧州連合(EU)全加盟国で同様の措置を取ることを要求していたが、現在も消極的な加盟国がある。
欧州・ロシア
ウクライナ、欧州に試練の冬 EU、今年2・6兆円規模の支援
編集部 -
ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して10カ月以上が経(た)った。当初、電光石火の攻撃で首都キーウを占領しようとしたロシア軍は、ウクライナ軍の激しい抵抗に遭い、戦闘はドンバス地方東部の盆地とその南部農業地帯に移った。
欧州・ロシア
長期化するロシアの軍事侵攻 火が付くウクライナ魂 露正教会にも批判高まる
編集部 -
ロシアのプーチン大統領が昨年2月24日、ウクライナに軍を侵攻させて以来、ロシアとウクライナ両国だけではなく、欧州を含む世界の政治、安保、軍事、経済に大きな影響を与えている。軍事大国ロシアの攻撃に対してウクライナ軍の士気の高さは世界を驚かせた。一方、プーチン大統領の指導力に疑問が呈され、プーチン氏の精神的支えのロシア正教最高指導者キリル1世への辞任要求の声が世界の正教会から聞かれだしている。
アジア・オセアニア
フィリピン 日本と軍事協力進める 南シナ海で中国と対峙
福島 純一 -
南シナ海をめぐる中国との対峙が激しさを増す中、フィリピンは米国だけでなく日本との軍事協力を強化する動きを加速させている。
中国
台湾併呑へ舵を切った中国 第3次習政権で戦時体制編成
池永 達夫 -
台湾戦争を想定した戦時体制の人事を組んだことだ。特に、2019年から22年9月まで人民解放軍東部戦区司令官だった何衛東(かえいとう)氏が大抜擢(ばってき)され、政治局員に就任し、軍事委員会副主席にも選出された。
インタビュー
【新春特別インタビュー】日台韓連携で中国に対抗を 「第二のウクライナ化」拒否 元台湾副総統 呂秀蓮氏
早川 俊行 -
強大化する中国が台湾に軍事侵攻する懸念が高まっている。万一、中台間で戦争が起きれば、わが国にも甚大な影響が及ぶため、一段と重要性を増しているのが日本と台湾の連携強化だ。そこで世界日報は、台湾で女性初の副総統を務めた呂秀蓮氏(78)に単独インタビューを行い、台湾海峡や太平洋地域の平和と安定に向けたビジョンを聞いた。
社説
【社説】主張 年頭にあたって
編集部 -
令和5年が明けた。コロナ禍も4年目に入るが、観光地で人手不足になるほど規制も緩和されてきた。とはいえまだ新型ウイルスにより予断を許さない状況は続いており、いわば日常化した中でのコロナ共存である。日常化といえば、ロシアのウクライナ侵攻を契機に日本を取り巻く東アジアの緊張も一段と高まり、まさに「激動の年」も恒例化した感がある。こうした状況を前提に日常的な対応を迫られる時代に入ったといえよう。
コラム
【上昇気流】(2023年1月1日)
編集部 -
「元日や一系の天子不二の山」(内藤鳴雪)。明けましておめでとうございます。今年の干支(えと)は癸卯(みずのとう)。ウサギ年で、多産な性質から子孫繁栄、跳ねて動くことから運勢的には跳躍・飛躍の年に当たる。
記者の視点
【記者の視点】小中高大の入試改革 読む、書く、考える基礎を鍛えよ
太田和宏 -
大学改革が叫ばれて久しい。新卒を採用する企業から「大学在学中に専門教育をしっかりしてほしい」と即戦力を望む注文が大学側に厳しく届く。大学が変わらなければ大学入試、高校入試、中学入試、小学校、幼稚園の“お受験”も変わらないし、変われない。また、“過労死レベル”と言われる教員の働き方改革も進めなければならない。教育現場は改革の行方を見ながら右往左往している。
欧州・ロシア
伊が水際対策強化主張 中国コロナ感染急増 EUは消極的
安倍 雅信 -
イタリアのメローニ首相は29日、新型コロナウイルスの感染の急拡大を受け、中国からの渡航者に対して抗原検査を求めているイタリアの措置を欧州連合(EU)全体に拡大し、域外からの中国人渡航者に抗原検査陰性証明の提示を義務付ける措置を取るよう期待すると表明した。一方、EUとしては中国人観光客による経済効果を期待するオーストリアなどが反対しており、賛同は得られていない。
中南米
「サッカーの王様」ペレ氏死去 W杯に4度出場3度優勝
綾村 悟 -
「サッカーの王様」と呼ばれた元ブラジル代表のペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)氏が29日午前、サンパウロ市内の病院で死去した。死因は、結腸がんの転移による多臓器不全。82歳だった。
欧州・ロシア
中国 生物兵器開発中に流出 コロナ起源 米共和党議員ら指摘
山崎洋介 -
新型コロナウイルスの起源をめぐり、共和党下院議員らは今月中旬に発表した報告書で、同ウイルスは中国軍が生物兵器を開発中に流出したものであった可能性を指摘した。こうした主張は「陰謀論」として一蹴されがちだが、共和党議員らは新型コロナの起源となったことが疑われる武漢ウイルス研究所(WIV)と生物兵器研究を行ってきた中国軍の研究機関との関係性を示すなどして、一石を投じた。
メディアウォッチ
旧統一教会問題 大衆社会の危うさ 魔女狩りはどこへ向かうのか
森田 清策 -
ヒトラーは、議会制民主主義の中で、選挙で合法的に選ばれた首相だったことはよく知られている。民主主義は大衆社会を基盤としているが、1906年、ドイツで生まれた政治哲学者で、『全体主義の起源』の著者ハンナ・アーレントは大衆社会で全体主義が生み出されると警告した。それは一昔前の話とばかり言い切れない。
国内
芭蕉の先人 仙台の俳人・大淀三千風 全国行脚、俳諧の開発に努める
編集部 -
松尾芭蕉の奥羽行脚(あんぎゃ)に、漂泊の先輩である仙台の俳人大淀(おおよど)三千風(みちかぜ)の影響を逸することはできない。元禄2(1689)年、芭蕉が『おくのほそ道』で宮城県仙台市を訪れた目的の一つに三千風と会う、というのがあった。
国内
戦争体験や昭和史と重ねる 出版相次ぐ小津安二郎本
編集部 -
来年没後60年、生誕120年を迎える映画監督・小津安二郎。黒澤明、溝口健二と並び日本映画の三大巨匠と言われるが、その中でも近年の国際的評価は最も高い。海外の研究者を含め、小津に関する研究書は既に多数出ているが、その後も毎年のように関連本が出版されている。



