最新記事
コラム
【上昇気流】(2023年1月13日)
編集部 -
英国のチャールズ国王の次男、ヘンリー王子の自伝『スペア』が発売され、波紋を呼んでいる。兄ウィリアム皇太子との確執、17歳でコカインを吸引したことのほか、陸軍時代にアフガニスタン戦争で敵の戦闘員25人を殺害したことなどを告白している。
中南米
首都治安責任者に拘束命令 ブラジル 連邦議会など襲撃で
綾村 悟 -
ブラジル最高裁のモラエス判事は10日、8日に起きたボルソナロ前大統領の支持者らによる首都ブラジリアでの連邦議会や大統領府などへの襲撃事件に絡み、ボルソナロ前政権時の法相で、事件当時、ブラジリア連邦直轄区の公安局長だったアンデルソン・トレス氏と同直轄区軍警察元司令官を拘束するように命じた。トレス氏に対しては、事件当日の首都の警備体制を故意に手薄にした疑惑がかけられている。
コラム
発砲事件への不安が生むパニック 米国から
編集部 -
米首都ワシントン郊外のバージニア州北部にある大型ショッピングモールで新年早々の1日、買い物客たちが突如パニックになり逃げだすという騒ぎがあった。この混乱は、銃撃事件が起きたとのうわさによって引き起こされた。だが、地元警察によると、実際には発砲はなかった。モール内の宝石店で男がショーケースのガラスを割り、盗みを働いたことが発砲のうわさに発展したようだ。
中南米
第2次ルラ政権、多難な船出 ブラジル 議会襲撃事件で分断鮮明
綾村 悟 -
今月1日に南米の大国ブラジルで、第2次ルラ政権(労働党・左派)が発足した。ルラ大統領が貧困支援や民営化事業白紙化を強調する一方、シルバ環境・気候変動相は国家レベルでの気候変動対策を発表するなど、ボルソナロ前政権からの政策転換を強調する船出となった。ただ、大統領選の無効を主張する前大統領の支持者ら約4千人が暴徒化して連邦議会や大統領府などを襲撃する事件が8日に発生。ルラ氏が異例とも言える「連邦介入令」を出して治安強化を図るなど、国内は混乱の中にある。
台湾
【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈9〉早まる侵攻予想
早川 俊行 -
「ウクライナ危機は準備運動だ。もっとでかい危機がやって来る」――。
世界各国がウクライナ戦争への対応に追われる中、米戦略軍のチャールズ・リチャード司令官(当時)は昨年11月、この状況は序の口にすぎず、はるかに深刻な危機が待ち受けていると言い放った。
社説
【社説】ブラジル議会襲撃 許されぬ民主主義への挑戦
編集部 -
ブラジルで昨年10月の大統領選の結果に異議を唱えるボルソナロ前大統領の支持者ら約4000人が、首都ブラジリアの連邦議会や大統領府、最高裁に侵入して破壊行為を働いた。
朝鮮半島
【韓国紙】与党は“尹心”より民心ではないのか
セゲイルボ -
共に民主党内には特別な反響を残せなかったが、文喜相元国会議長の「狡兎三窟()」発言は新年の政界の話題とするに値する。万一に備えて三つの穴を掘っておくウサギのように危機管理をしなければならないという意味だ。
メディアウォッチ
チャイナウオッチャーの分析に「黄金の釘」打つ石平氏の産経コラム
池永 達夫 -
ある名刺交換の折、裏に黄金色の小さな丸が描かれているのをもらったことがある。相手は文筆を稼業としていた。思わず意味を尋ねた。すると与謝野晶子の歌をデザインしたものだという。
コラム
【上昇気流】(2023年1月12日)
編集部 -
カナダのハドソン湾西部の町チャーチルに、海水が氷結する晩秋、動物写真家らが集合する。その南にケープチャーチルがあって、そこの海岸にたくさんのホッキョクグマが集まってくるからだ。
中南米
議会襲撃事件で1500人を拘束 ブラジル
綾村 悟 -
ブラジルのボルソナロ前大統領の支持者ら数千人が、首都ブラジリアの連邦議会や大統領府、最高裁を襲撃した事件で、警察当局は9日までに約1500人の身柄を拘束したと発表した。ブラジルのポータルメディア「G1」などが報じた。
社説
【社説】認知症治療薬 期待される介護負担の軽減
編集部 -
製薬大手エーザイが米バイオ医薬品大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」が、米食品医薬品局(FDA)に迅速承認された。早期患者の症状進行を遅らせるとされ、患者や介護に当たる家族には朗報だ。
防衛・沖縄
【国境警報】今年初めて中国公船4隻が領海侵入 沖縄・尖閣沖
編集部 -
沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で10日、中国海警局の「海警」4隻が日本の領海に侵入し、2時間近くにわたって航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年初めて。
台湾
【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈8〉ウクライナの教訓
早川 俊行 -
ロシアによるウクライナ侵攻は、台湾にさまざまな教訓をもたらした。最大の教訓は、何と言っても戦争がもたらす恐怖と破壊のリアルな現実を台湾住民に突き付けたことだろう。
防衛・沖縄
国連「先住民族勧告」撤回の意見書 宮古島、豊見城両市議会で採択
編集部 -
沖縄県民を「先住民族」であるとする国連の勧告に対し、撤回を求める意見書採択を要求する陳情がこのほど、宮古島、豊見城両市議会で採択された。陳情は県内の保守系地方議員で構成される議連が提出したもので、玉城デニー知事に対しても同勧告について県民に説明するよう求めている。
コラム
【上昇気流】(2023年1月11日)
編集部 -
「自分はこの世で、自分自身以上の怪奇も奇跡も見たことがない。自分を知るにつれて自分の異形に驚く。ますます自分がわからなくなる」とモンテーニュ(フランスの思想家)が言っている。
コラム
気まずい会食相手 韓国から
編集部 -
ある大手新聞が新年企画で実施した世論調査で興味深い結果が出た。政治理念が異なる人と食事したり一杯やることについて「気まずい」と答えた人が4割で、「気まずくない」(5割)より少ないながら「半数近くに達した」(同紙)。政治談議好きな韓国人らしい質問と答えだが、理念の分断が社会に影を落としているのを裏付ける形になった。
朝鮮半島
韓国防空網にまた穴 北の無人機、大統領室上空を侵犯
上田 勇実 -
先月、韓国領空を侵犯していた北朝鮮の無人機5機のうち1機がソウルの大統領室上空付近を通過していたことがその後判明し、波紋が広がっている。韓国は確認されたものだけで2014年や17年にも北無人機の侵犯を許しており、防空網の強化が急がれる。
社説
【社説】非常任理事国 安保理の改革実現に尽力を
編集部 -
日本が国連安全保障理事会の非常任理事国入りを果たした。安保理は、ロシアによるウクライナ侵略や北朝鮮のミサイル問題を巡って米英仏と中露の対立が深刻化し、機能不全が指摘されている。日本は非常任理事国として安保理の改革実現に尽力する必要がある。



