最新記事

【上昇気流】(2023年1月27日)

人口減少で増える空き家対策で、政府は今国会で「空き家対策特別措置法」を改正する方針だ。空き家の総数は20年間で1・5倍に膨らみ、うち居住目的のない空き家が約350万戸あるという。

【韓国紙】自動車の成否分ける“動くエンタメ”

最近ある輸入車ブランドのセダンに試乗し、運転でなくエンターテインメントを体験するために後部座席で長い時間を過ごした。操作ボタンを押すと運転席と後部座席の間を仕切る大型ディスプレーが下りて、両サイドと後ろの窓もブラインドが広がった。画面にだけ没入できる薄暗い空間になったのだ。

大統領が「休戦」呼び掛け ペルー反政府デモ 辞任要求は拒否

南米ペルーでボルアルテ大統領の即時辞任などを求める過激な反政府デモが首都リマなどで続いている状況を受けて、同大統領は24日、デモ隊に対話のための「休戦」を呼び掛けた。ペルー国営アンディナ通信が報じた。

英人ボランティア2人の死亡確認―ウクライナ、移動中に砲弾受け

ウクライナ東部で行方不明になっていた英国人のクリス・パリー氏(28)とアンドリュー・バグショー氏(47)の死亡が家族によって確認された。英BBCが伝えた。両氏が現地で最後に目撃されたのは1月6日だった。バグショーさんの家族によると、2人は高齢女性救出のために車で移動中に砲弾が当たり、死亡したという。

イスラエル首相、ヨルダン国王と会談

イスラエルのネタニヤフ首相は24日、ヨルダンの首都アンマンを訪問しアブドラ国王と会談した。両首脳は、両国間の安全保障や経済協力などについて協議した。イスラエル首相府が同日、発表した。

北問題は「米中代理戦争」 ポンぺオ前長官の回顧録

ポンペオ前米国務長官は24日に出版した回顧録で、2018年に訪朝し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(当時は党委員長)と会談した際、正恩氏が、在韓米軍は中国を牽制(けんせい)するために必要だと語っていたことを明らかにした。またポンぺオ氏は、中国が北朝鮮へ強い影響力を行使しているとして、北朝鮮問題は「常に中国との代理戦争」と考えるべきだとの認識を示した。

動物大国のような「シャカラ」 ブラジルより

知人が郊外に持つ「シャカラ」に家族で招かれた。年越しは、除夜の鐘ならぬ街中に響き渡る盛大な打ち上げ花火で迎えたが、その後は緑に囲まれた郊外で知人たちとシュラスコパーティー。ブラジルならではの年越し・新年の過ごし方だった。

バイデン氏の機密文書問題 安全保障上の懸念広がる

バイデン米大統領が、機密文書を個人事務所や自宅に持ち出していた問題を巡り、国家安全保障上の懸念が広がっている。海外企業と不審な取引を行ってきた息子ハンター氏が、機密文書にアクセスできた可能性が指摘されている。

ドイツ 主力戦車の供与決定 ウクライナ支援、米と歩調

ドイツ政府は25日、独製主力戦車「レオパルト2」をウクライナに供与することを決めた。ポーランドなどが保有しているレオパルト2のウクライナへの供与も承認した。ウクライナ政府はドイツに供与を強く要請してきた。ロシアの反発は必至だ。ロシアは軍を再編成中で、今春には大攻勢を開始するのではないかとみられ、戦闘の激化は避けられない。

【社説】各党代表質問 防衛強化など財源論議深めよ

 通常国会で岸田文雄首相の施政方針演説に対する各党代表質問が行われている。防衛力の抜本的強化に向けて5年間で防衛費総額を43兆円に増やす財源、出生率を反転させるため子供・子育て予算を倍増する「異次元の少子化対策」の財源など、質疑を通して議論を深め解決策を打ち出していくべきだ。

「中国人口減」の朝毎読社説、カントリーリスクのコア指摘避ける

中国政府はこのほど2022年末時点の人口を、前年比で85万人少ない14億1175万人と発表した。

【上昇気流】(2023年1月26日)

NHKBS1で「銀嶺の空白地帯に挑む~カラコルム・シスパーレ~」という番組を見た。再放送だったが、見逃した番組を見ることができるというのは、失くしたものを見つけたような喜びだ。

「しんぶん赤旗」購読問題 全国で和歌山県が突出

全国15の都道府県庁の中で今年度、日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」(以下、「赤旗」)を公費で突出して多く購読しているのが和歌山県であることが、このほど分かった。同県庁の「赤旗」日刊紙は73部で少なくともここ数年変わらず、年間306万円余を支出してきたことになる。「赤旗」は岸田首相が昨年12月6日、破壊活動防止法に基づく監視団体の対象であると答弁した日本共産党の主要な資金源となっており、同党を公費で支える形だ。同県広報課は本紙の問い合わせに対し「来年度は、部数の見直し(削減)を行う予定」であると回答した。

仏、IS妻子の帰国受け入れ 8人即時勾留、残り起訴も

シリア・イラク内戦で過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘に最も多く加わったとされるフランス国籍者の妻15人と子供32人が24日、シリア北東部の収容所から本国フランスに送還された。仏政府は問題を起こした国で容疑者やフランス人妻は裁かれるべきだとしていたが、国際機関や家族からの圧力を受けて本国送還を受け入れた。ただ、今後、フランスでのテロの可能性も懸念されている。

【社説】強盗グループ これ以上の治安悪化を許すな

関東の1都5県で昨年12月から今月にかけて、3人組の男が被害者を縛るなど手口の似た強盗や窃盗事件が相次いでいる。東京都狛江市の自宅で90歳女性が手を縛られ、殺害された強盗殺人事件も、複数人の犯行とみられている。相次ぐ事件との関連を調べ、強盗グループの全てのメンバーを一刻も早く摘発することが求められる。

【上昇気流】(2023年1月25日)

昔は「文学全集」というものが発刊された。『漱石全集』のような個人全集ではなく、近代文学の多くの作家の作品を全50巻ぐらいで刊行する。1人で1巻であればいいのだが、2人で1巻(時に4人で1巻)という場合もある。

Colabo問題だけではない、東京都と厚労省の左翼への甘さ

東京都は共産党や過激派の団体に公然と「税金」を流していたことがある。革新都政の美濃部亮吉知事時代のことだが、民生局に「参加推進部」を設け、左翼勢力の住民運動を行政支援した。その典型例が「六価クロム汚染」だった。

【社説】首相の施政方針 目指す国家像が見えない

通常国会の冒頭、岸田文雄首相が施政方針演説を行った。外交・安全保障、経済、少子化対策など諸課題の解決に向けた取り組みに意欲を示したが、財源などの具体策についてはほとんど触れなかった。また、わが国がどういう国を目指すのかの理念に関しても語らず、総花的な印象となった。

イスラエル、内相を解任 脱税で有罪判決

イスラエルのネタニヤフ首相は22日、デリ内相兼保健相を解任した。宗教政党「シャス」党首のデリ氏は昨年、脱税で有罪判決を受けており、最高裁判所が今月18日、閣僚資格はないと判断し、ネタニヤフ氏に罷免を命じていた。

世界遺産マチュピチュ 反政府デモ激化で閉鎖 ペルー

南米ペルーでボルアルテ新大統領の辞任を求める反政府デモが激化しており、現地当局は21日、世界遺産マチュピチュと同遺跡につながるトレッキングルートを閉鎖することを決定した。期限は決まっていない。