最新記事
コラム
【上昇気流】(2023年2月26日)
編集部 -
もう数十年以上も前、大学受験の合格発表の掲示を見てから、上野駅発の普通列車(鈍行)で東北の故郷に帰ったことがある。いつもであれば数時間ばかりだが、各駅停車で10時間近くはかかった。故郷の駅に着いた時は深夜になっていた。バスもなく徒歩では遠過ぎるので、初めてタクシーで帰宅したことを思い出す。
国内
家庭連合 立民・山井議員に抗議文
編集部 -
世界平和統一家庭連合(家庭連合)は24日、立憲民主党の山井和則衆議院議員が野党の会合で同教団の合同結婚式に対して、生まれた子供が「なぜ止めてくれなかったのか」と言いかねないから同教団に解散命令請求を出すべきだと発言したことは、現在、合同結婚式を挙げた夫婦から生まれた子供たちの出生を否定する差別的なヘイトスピーチであるとして、山井氏に対して発言撤回と謝罪を求める抗議文を送付した。
記者の視点
【記者の視点】西洋の世界史的な意味 民主主義の精神を守り育む
増子 耕一 -
「プラトンの呪縛(じゅばく)」という言葉がある。言葉の由来は、プラトン論として知られたカール・ポパーの著作『開かれた社会とその敵』にあり、その意味するところは、20世紀に登場した全体主義の思想的源泉はマルクス、ヘーゲル、そしてプラトンにその起源があるというもの。
欧州・ロシア
フランス 生徒が高校の女性教師刺殺
安倍 雅信 -
仏南西部サン=ジャン=ド=リュズ(ピレネー=アトランティック県)にあるサン=トマ=ダカン・カトリック高校のスペイン語の女性教師、アニエス・ラサールさん(53)が2月22日、授業中に刃物で生徒に刺されて死亡する事件が発生した。バイヨンヌ検察庁が明らかにした。大学進学率も高く評価された学校だっただけに仏全土に衝撃が走った。
メディアウォッチ
旧統一教会叩きと違憲訴訟
編集部 -
安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに巻き起こった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)批判報道は最近かなり頻度が少なくなっている。その一方で、地方議会に広がった教団との「断絶決議」は「違憲」とする訴訟が信者らによって、現段階で5件起こされている。
防衛・沖縄
【国境警報】中国海警4隻 領海に侵入 沖縄・尖閣沖
編集部 -
沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で24日、中国海警局の「海警」4隻が約2時間にわたり、日本の領海に侵入し航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は1月30日以来で、今年3回目。
社説
【社説】日本学術会議 法改正で共産党の影響排除を
編集部 -
政府は日本学術会議法改正案を今国会に提出する。会員候補の選考を巡って、第三者でつくる「選考諮問委員会(仮称)」を新設し、候補を事前に諮問させることが柱だ。人選を透明化し、幅広い分野の会員で学術会議を構成させる狙いがある。
国内
ダンテ『神曲』の名翻訳家 イタリア文学者・山川丙三郎と島崎藤村
編集部 -
ダンテの『神曲』は、山川丙三郎(1876~1947)の邦訳が、イタリア語の原語からのもので地道な研究に裏付けられ、現在14種類ある日本語訳の中でも最も格調の高い優れた訳とされている。
国内
“没後弟子”道 貫いた西村賢太
編集部 -
昨年2月に急逝した西村賢太の短篇集『蝙蝠か燕か』(文藝春秋)が出た。「文學界」に連載し完結の一歩手前で未完に終わった大作『雨滴は続く』(同)と合わせて読んで、この「破滅型」と言われる私小説作家の到達した世界と、その原点に改めて触れることができた。
コラム
【上昇気流】(2023年2月25日)
編集部 -
かつて国会よりも活気に満ちた地方議会があった。「福祉のミノベ」ともてはやされた学者知事、美濃部亮吉・革新都政下の東京都議会である。議員の議会質問は「事前通告」が慣例だったが、野党・自民党はしばしばそれを破った。
社説
【社説】ウクライナ侵攻1年 ロシア勝たせぬ支援の継続を
編集部 -
ロシアがウクライナに軍事侵攻して1年がたった。北、東、南の3方から本格的に進撃を開始した明らかな侵略にもかかわらず、プーチン露大統領は教書演説で「戦争を始めたのは西側諸国」と述べた。黒を白と言いくるめる正当化は断じて許されない。このような国際秩序破壊は、全世界の安全を脅かすことになる。ロシアが撤退するまでウクライナを支援すべきだ。
インタビュー
【持論時論】沖縄・八重山の英雄アカハチ― 叙事詩英訳した石垣島在住米国人 ゲアリ・ワイコフさんに聞く
編集部 -
沖縄・八重山の英雄オヤケアカハチは石垣島の大浜村(現・石垣市大浜)を根拠地とする15世紀末の豪族で、島民たちと琉球王朝に反乱を起こした。生まれは波照間島で、巨体に髪は赤茶色、精悍(せいかん)な顔つきから、漂着したオランダ船の乗員と島の娘とのハーフ説もある。石垣島出身の詩人、伊波南哲(なんてつ)の長編叙事詩『オヤケ・アカハチ』を英訳出版した石垣島在住20年の米国人ゲアリ・ワイコフさんに話を聞いた。
中南米
「盗賊団」題材のチーム優勝 リオのカーニバル 観客を魅了
綾村 悟 -
南米ブラジルのリオデジャネイロで開催された「リオのカーニバル」の特別パレードで22日、インペラトリス・レオポルディネンセの優勝が発表された。
コラム
米映画に上映禁止の声 フィリピンから
編集部 -
フィリピンを舞台にしたストーリーの映画をめぐり議論が巻き起こっている。問題となっているのは南部ホロ島を舞台にした米映画「プレーン」だ。悪天候でイスラム過激派の勢力地域に不時着した旅客機のパイロットが、移送中の犯罪者などと協力しながら人質に取られた乗客を救うというフィクション映画となっている。
アジア・オセアニア
ASEAN取込みに動く中国 インドネシア、高速鉄道7月開通へ
池永 達夫 -
インドネシア初となる高速鉄道が、中国の後押しを受け7月に開通する。同鉄道は、首都ジャカルタと西ジャワの中心都市バンドンの142キロを結び6月に完工する予定だ。高速鉄道は乗車時間を在来線の3時間半から40分へと短縮する。日本と契約直前まで進んでいた建設工事を、中国が「油揚げをさらうトンビ」のようにかすめ取った、いわく付きの高速鉄道は、果たして期待通りの運行となるのか探った。(池永達夫)
コラム
【上昇気流】(2023年2月24日)
編集部 -
少子化対策が政権の最重要課題となっている日本だが、お隣の韓国ではわが国を上回る少子化が進んでいる。韓国統計庁によると、2022年の合計特殊出生率が0・78と7年連続で過去最低を更新。経済協力開発機構(OECD)の中で最下位だ。
中南米
サンパウロで記録的豪雨、46人が死亡―ブラジル
綾村 悟 -
南米ブラジルのサンパウロ州当局は22日、週末から続く記録的な大雨による地滑りや洪水などで、これまでに46人の死亡が確認されたと発表した。行方不明者も多く、死者はさらに増える可能性が高いという。
コラム
デング熱で学んだ早期受診の大切さ ブラジルから
編集部 -
先日、夜中にいきなり寒けに襲われた。翌朝には38度を超える熱が出たため、新型コロナウイルス感染を疑い、安静にすることにした。体の節々も痛くなっていたが、新型コロナに以前感染した時と似たような症状だった。
中南米
南米チリでTPP発効 10ヵ国目
綾村 悟 -
南米チリで21日、環太平洋連携協定(TPP)が発効した。TPPは、日本やオーストラリア、チリ、メキシコなど11カ国が参加、発効は10カ国目で、発効手続きを終えていない加盟国はブルネイのみとなった。
北米
米大学で廃止の動き 左派的多様性プログラム 白人への差別を助長
山崎洋介 -
全米の多くの大学で推進されてきた「多様性の公平性と包括性」(DEI)プログラムについて、廃止する動きが出ている。白人学生への差別的扱いや教員採用の際に左派思想に同調しない求職者が排除されることへの懸念が保守派を中心に高まっているからだ。



