最新記事
中国
夏殷周以前 最古の虞朝遺跡か 中国浙江省一帯に広がる「良渚文化」
編集部 -
中国浙江(せっこう)省一帯に広がる「良渚(りょうしょ)文化」が、夏殷周の3王朝に先立つ「中国最古の虞(ぐ)朝」とする考え方が注目されつつある。虞朝は夏朝以前に存在したと古文献に記された王朝だ。伝説的な三皇五帝のうち最後の堯(ぎょう)や舜(虞舜ともいう)やその系列(虞氏または有虞氏)の王朝を指す。
コラム
【上昇気流】(2023年3月18日)
編集部 -
「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ない」――。これはローマ帝国の基礎を築いたユリウス・カエサルの言葉。評論家の塩野七生さんは『ローマ人の物語』(新潮社)の中で、しばしば引用している。
インタビュー
【持論時論】発展する南部鉄器 伝統技術踏まえ機械部品も 水沢鋳物工業協同組合事務局長 戸田 務氏に聞く
伊藤志郎 -
南部鉄器は岩手県奥州市が有名だ。最近では白、赤、水色などカラフルな小型の急須が外国で好まれ、欧米やアジア各国への輸出も進めている。平安時代からの高度な鋳造技術をもとに、機械部品の生産も活発だ。水沢鋳物工業協同組合事務局長の戸田務氏に南部鉄器の魅力を聞いた。
中東・アフリカ
トルコ、大地震被災地で洪水 14人死亡、5人不明
森田 貴裕 -
先月の大地震で被害を受けたトルコ南東部で、14日から15日にかけて降った大雨の影響で洪水が発生し、ソイル内相によると、少なくとも14人が死亡した。トルコのアナトリア通信が15日、報じた。5人が行方不明となっており、ダイバーを含む救助隊員約300人が捜索や救助活動を続けている。
台湾
香港の大学で増える中国教員 中国化で独自文化研究に暗雲
編集部 -
香港での反体制的な言動を取り締まる2020年6月の国家安全維持法(国安法)制定前後を機に香港の主要大学の教職員、研究者の間で香港の中国化が着実に進んでいる。過去4年間で中国本土出身の教員が35%増加し、逆に香港の将来に失望した香港の学者、研究者が海外に移民流出する動きが加速。香港の郷土愛、特色を生かした研究発展を阻み、中国の一都市にすぎない発展のみが奨励される教育環境に様変わりしつつある。
社説
【社説】米露軍機衝突 露軍機の「防空」行為は筋違い
編集部 -
ロシア軍の侵攻によるウクライナでの戦争が長期化する中、ウクライナ南部クリミア半島沖の黒海上空を飛行していた米空軍の無人機に露空軍の戦闘機が接近、衝突し、米無人機が墜落した。不測の事態が米露間の軍事的緊張を高めることが懸念されるとともに、国際法違反のクリミア半島併合を正当化するような筋違いの「防空」行為は指弾されなければならない。
防衛・沖縄
【国境警報】中国海警4隻 領海に侵入 日本漁船に接近 沖縄・尖閣沖で
WEB編集部 -
沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で16日、中国海警局の「海警」4隻が日本の領海に侵入した。日本漁船に接近しようとしたため、海上保安庁の巡視船が領海から出るよう警告した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は2日連続。
コラム
【上昇気流】(2023年3月17日)
編集部 -
戦後最悪とも言われる日韓関係が、ようやく改善に向かって歩み出した。韓国の尹錫悦大統領が来日して岸田文雄首相と首脳会談を行い、「シャトル外交」の復活などで合意した。韓国大統領が来日しての首脳会談は、国際会議に合わせたものを除けば実に12年ぶり。
朝鮮半島
【姉妹紙韓国紙セゲイルボを読む】ウクライナ兵器支援 韓国の選択は
セゲイルボ -
ロシアのウクライナ侵攻から始まった戦争が1年を越えた。世界史的に類例がないほど軍事・安保の地形を変貌させた。新型コロナウイルスによる沈滞局面からちょうど抜け出そうとしていたグローバル経済にも大きな衝撃を与えた。平和を前面に出した交渉論は力を失い、新冷戦によってブロック化現象が目立った。米国をはじめとした自由陣営とロシア側に立った諸国の代理戦の様相が深化したのだ。
メディアウォッチ
新型ロケットH3失敗で問題広げ過ぎの論調の多い中、妥当な読売
床井 明男 -
日本の宇宙開発にとって「深刻な事態」(8日付朝日)、「大きな打撃」(同日経)、「日本の宇宙開発に及ぼす影響は甚大」(同毎日)、「日本の宇宙開発における『最悪の失敗』と、位置付けざるを得ない」(同産経)――。
中東・アフリカ
宿泊施設で自爆知事ら16人死傷―ソマリア南部
森田 貴裕 -
ソマリア南部ゲド州の都市バルデラで14日、政府関係者が宿泊する施設に爆発物を積んだ車両が突っ込み自爆し、建物が倒壊するなどして警備員5人が死亡、ゲド州知事を含む11人が負傷した。サウジアラビア紙「アラブ・ニュース」などが同日、報じた。国際テロ組織アルカイダ系イスラム過激派アルシャバーブが犯行声明を出した。
欧州・ロシア
フランス、反年金改革ストで収集されず パリの路上にごみの山
安倍 雅信 -
コロナ禍明けで外国人観光客が戻りつつあるフランスのパリで、未収集のごみの山が通りを埋め尽くしている。政府の年金改革に反対する動員の一環として、ごみ収集業者がストライキを行っているためで、エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム寺院などを訪れる観光客を驚かせている。
中東・アフリカ
サウジ・イラン外交関係正常化 イエメン内戦にも影響か
森田 貴裕 -
サウジアラビアとイランが10日、中国の仲介により外交関係の正常化で合意した。対立を続けてきた両国の代理戦争ともいえるイエメン内戦に終止符が打てるか。両国の緊張緩和で、イエメン内戦に重大な影響を与える可能性がある。
社説
【社説】ガーシー氏除名 無責任な国会欠席への懲罰
編集部 -
参院は本会議で、国会欠席を続けて「議場での陳謝」の懲罰も拒否した政治家女子48党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員を「除名」とする懲罰を正式決定した。ガーシー氏は昨年7月の参院選で初当選を果たした。選挙で示された民意は重いが、ガーシー氏に国会議員の重責を担う資格はなく、除名処分は仕方があるまい。
中南米
中国との国交樹立へ ホンジュラス 台湾断交は必至
綾村 悟 -
中米ホンジュラスの左派カストロ大統領は14日、ツイッターで、中国と外交関係樹立を外相に指示したことを明らかにした。中国との国交が樹立されれば、台湾との断交は必至だ。
防衛・沖縄
【国境警報】中国「海警」2隻 尖閣沖領海侵入
編集部 -
沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で15日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入した。日本船舶に接近しようとしたため、海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう警告した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は2月24日以来で、今年4回目。
北米
米無人機 露軍機と衝突 黒海に墜落、緊張高まる
山崎洋介 -
米軍は14日、黒海の上空で、米空軍の無人機MQ9がロシア軍の戦闘機の妨害を受けて衝突し、墜落したと発表した。米軍とロシア軍の接触が確認されたのは、ロシアによるウクライナ侵攻が昨年2月に始まって以来、初めてで、米露関係に緊張が高まっている。
コラム
【上昇気流】(2023年3月16日)
編集部 -
日本オペレッタ協会が創立45周年を迎え、それを記念してオペレッタ「こうもり」の公演が、東京の北とぴあで開かれた。ヨハン・シュトラウス2世による不朽の名作だ。



