最新記事
社説
【社説】WBC優勝 野球の醍醐味世界に伝えた
編集部 -
野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本が14年ぶり3回目の優勝を飾った。劇的サヨナラ勝ちを収めたメキシコとの準決勝、世界のトップ選手との対決を実現した米国との決勝戦など、野球の醍醐味を世界に伝えた。
北米
拷問や性暴力の実態証言 ウイグル問題 米下院特別委公聴会
山崎洋介 -
中国問題を集中的に扱う米下院の「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」は23日、中国新疆ウイグル自治区における少数民族弾圧をテーマとする2回目の公聴会を開催した。強制収容所に入れられた経験のある女性らがその実態を証言したほか、ウイグル問題を研究する専門家は、弾圧に関与した中国政府関係者への制裁などを求めた。
コラム
【上昇気流】(2023年3月26日)
編集部 -
桜が咲いているのに、数日にわたって冷たい雨が降っている。もう散ってしまうのではと気がもめている人もいるだろう。桜は開花も早いが散るのも早い。まさに、平安時代の在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだように「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。
メディアウォッチ
陰謀論と旧統一教会叩き
森田 清策 -
「潮」の論考で、秦正樹は近年湧き上がった新たな陰謀論の例として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る陰謀論を挙げながら、その蔓延(まんえん)を防ぐためにメディア報道の在り方に苦言を呈している。
記者の視点
【記者の視点】節目の日米野球史 115年の歴史に新たな一ページ
編集部 -
日本と米国の野球史に新たな一ページが加わった。3月22日まで開催された野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。決勝は日本と米国の組み合わせとなった。結果は3―2で日本に軍配が上がった。
北米
TikTok、CEO初証言 米議会公聴会で超党派議員から集中砲火
山崎洋介 -
中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の周受資・最高経営責任者(CEO)が23日、米議会の公聴会で初めて証言した。利用者データが中国政府に流出しているとの懸念が高まる中、周氏は中国政府の影響を否定するなどして疑惑払拭(ふっしょく)に努めたが、党派を超えた議員からの厳しい追及はやまず、集中砲火を浴び続けた。
中南米
ルラ大統領が中銀を批判、高金利維持に―ブラジル
綾村 悟 -
ブラジルの左派ルラ大統領が23日、中央銀行の金融政策委員会(COPOM)が政策金利維持を決定したことを受けて、「(高金利の)代償を払う必要がある」などと批判した。
欧州・ロシア
マクロン仏大統領 年金改革に強い意思示す 抗議デモ参加者100万人超す
安倍 雅信 -
年金改革を選挙公約に掲げていたフランスのマクロン大統領が22日のテレビインタビューで、「支持率が下がるのは覚悟の上、改革は断行する」と強い意志を示した。これを受け改革反対派は猛反発し、23日に今年9回目となる全国規模の抗議デモを行い、内務省の23日19時の発表で仏全土で約119万人(組合側発表で350万人)がデモに参加したと発表した。
社説
【社説】習氏の訪露 「平和の仲介役」とは呼べぬ
編集部 -
中国の習近平国家主席がロシアを訪問し、プーチン大統領と会談してウクライナ情勢などを話し合った。習氏の訪露は、ロシアのウクライナ侵攻後初めて。2日間の会談を終え両首脳が署名した共同声明では、中露関係が「歴史上最高のレベルに達し」たと両国の緊密な関係を誇示するとともに、中露が米欧に結束して対処する姿勢を強く打ち出した。
国内
文学に生きることを決意 岩野泡鳴/竜の口渓谷で死を覚悟
編集部 -
宮城県仙台市の西、八木山動物公園の近くに、竜の口渓谷に架かる八木山橋がある。明治・大正期の自然主義の代表的な作家・詩人の一人、岩野泡鳴(1873~1920年)は若いころここで自殺を試みたことがあった。
国内
郷里で培われた鋭い感受性 岸本尚毅編「室生犀星俳句集」を読む
編集部 -
詩集『抒情小曲集』や小説『幼年時代』などで知られる室生犀星の創作の原点は、俳句にあった。15歳の時、故郷金沢で地元の『北國新聞』に投句を始めた犀星は、一時の中断期を挟み、生涯にわたって句作を続けた。そのうちの約800句を精選した『室生犀星俳句集』(岸本尚毅編、岩波文庫)を読むと、専門俳人の句にはない詩情を湛(たた)えた、魅力的な句が多いことに改めて驚かされる。
コラム
【上昇気流】(2023年3月25日)
編集部 -
感動の余韻がまだ残っている。むろん「侍ジャパン」のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)優勝である。その瞬間、米フロリダ州マイアミの野球場「ローンデポ・パーク」の至る所で日の丸がはためいていた。この光景が元巨人監督の長嶋茂雄さんの顔と重なった。
インタビュー
【持論時論】激動の中国を生きる―「大紀元時報」日本版共同創設者 張本 真氏に聞く
池永 達夫 -
戦狼外交を展開し、台湾侵攻に牙をむく。その強権国家・中国の歴史に翻弄(ほんろう)されながら、内的な価値観をしっかり持ち続け、今では日本国籍を取得している「大紀元時報」日本版共同創設者の張本真氏に、激動の中国をどう生きたのか聞いた。
コラム
空港職員に求められるプロ意識 フィリピンから
編集部 -
かつて世界最悪の称号で知られていたマニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港で、職員による不祥事が立て続けに発生し、旅行者を震撼(しんかん)させている。
アジア・オセアニア
タイ下院が解散、5月に総選挙 与党大敗なら親軍政治脱却も
池永 達夫 -
タイ下院が20日、解散した。プラユット首相が決めた。5月14日投票となる総選挙(下院選)の焦点は、クーデターによってタクシン元首相の政権を奪い9年続いた親軍政治が終止符を打ち、タクシン元首相の次女ペートンタン氏を首相候補として担いだ野党「タイ貢献党」が復権を果たすかどうかだ。
社説
【社説】統一地方選開始 地元政策に関心高める選挙に
編集部 -
第20回統一地方選の前半戦が、北海道、神奈川、福井、奈良、大阪、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県知事選の告示をもってスタートした。続く6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が月内に告示され、それぞれ4月9日の投票に向けて1票を競う舌戦を展開する。地元の政策への有権者の関心を高め、投票率が上がる議論を期待したい。
コラム
【上昇気流】(2023年3月24日)
編集部 -
野球の神様はいた――。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で14年ぶり3度目の優勝に輝いた「侍ジャパン」と米国との決勝戦を観(み)てそう思った人は多いのではないか。ハリウッド映画を超える幕切れだった。



