最新記事

名護市長選、辺野古移設めぐり保革一騎打ち

 名護市長選は、新人で元市議の岸本洋平氏(49)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=と現職の渡具知武豊氏(60)=自民、公明推薦=が出馬した。

海のもしも 118番を正しく知ろう 

 海のもしもは118番。

【社説】ウクライナ協議 ロシアの要求を跳ね返せ

 ウクライナ国境付近で軍を増強するロシアへの対応をめぐって米欧とロシアが協議を続けてきたが、主張の隔たりは埋まらず、解決の糸口は見つからなかった。ロシアは北大西洋条約機構(NATO)の東方不拡大を求め、加盟を目指すウクライナへの侵攻をちらつかせている。

リベラル紙が固執する女性・女系推進論は「もうひとつの天皇廃止論」

 毎日の伊藤智永氏(編集委員兼論説委員)が奇怪なことを言っている、「女性・女系天皇を認める国策は16年前、すでに決まっている」と。8日付オピニオン面の「時の在りか」と題する氏の看板コラムにそうある。そんな国策あったっけ? と首を傾(かし)げた。

金沢市、「雪かき」で地域と心温まる交流

 天気予報で「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」を耳にすることが多くなった。大雪をもたらす雪雲のラインで、豪雨が続く「線状降水帯」の雪バージョンだ。富山市ではこの影響を受けて、この冬38㌢の積雪を観測し、地域全体がすっぽりと雪に埋まった。同じ北陸地方でも、金沢市と富山市で雪の降り方が異なるのは、JPCZメカニズムの違いによることが分かってきた。

中国の脅しに屈しないリトアニア人ーフランスから

 パリ南西郊外イシ=レ=ムリノーに住んでいた頃に知り合った同じアパートの住人のリトアニア人夫婦は、すでに10年来の付き合いがある。彼らは2004年にリトアニアが欧州連合(EU)に加盟した後、パリに出稼ぎに来て定着した人たちだ。

マンション住人の危機管理、信頼関係の構築を

 住人の高齢化が進む古いマンションでは認知症の配偶者を介護する老老介護や高齢者の孤立が問題となっている。災害大国にあって、つながりがない、隣の住人の顔が見えないというのは最大のリスクである。ところが、個人を特定されたくない、あるいは防犯上の理由なのか、集合住宅には表札に名前なしの家も多い。人への無関心、不信感が強いということなのだろう。

問われる「欧州の存在感」

 ロシアがウクライナ東部国境線沿いに10万人規模の部隊を展開させ、ウクライナ侵攻をちらつかせている。10日にジュネーブで米露の「戦略的安定対話」、12日に2年半ぶりの「北大西洋条約機構(NATO)・ロシア理事会」、13日には欧州安保協力機構(OSCE)が開催されたが、歩み寄りはなく、会合は成果なく終了した。欧州メディアでは「隣接するウクライナの危機で欧州の存在感が見られない」と、米露両国の交渉に依存する欧州の現状にもどかしさと懸念の声が聞かれる。

上昇気流(2022年1月18日)

岸田文雄内閣が発足以来の高い支持率を示している。読売新聞と日本テレビの世論調査(今月14~16日実施)で66%、時事通信(7~10日)でも51・7%となっている。実施時期は新型コロナウイルスの「オミクロン株」で感染者が急拡大し始めて以降だ。

【社説】通常国会開幕 感染対策、国のかたち議論を

 第208通常国会が開幕し、岸田文雄首相が初の施政方針演説を行った。この中で「最優先課題」と位置付けた新型コロナウイルス対応、経済再生の要とする「新しい資本主義」、喫緊の課題とする少子化対策や子供政策、中国や北朝鮮の軍事的脅威に晒(さら)される中での新時代リアリズム外交、さらに施行75年を迎えた憲法など、質(ただ)すべきテーマは多い。

【社説】米朝関係 平行線では脅威除去できぬ

 年明けから米朝の目まぐるしい応酬が続いている。北朝鮮が「極超音速ミサイル」を2度発射したことを受け、米国が新たな経済制裁を発表すると、今度はこれに反発した北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射。米国が再度、北朝鮮への非難を強めている。

人生100年時代の到来に備え「ライフシフト」を提唱する東洋経済

 少子高齢化で人口減少が加速化する中、岸田文雄首相は就任直後から「成長と分配の好循環を生む新しい資本主義」を掲げた。ただ、具体的な姿が見えない中で国民は新しい国の形を探っている。一方、新型コロナ禍で多くの人の生活様式は大きく変化した。リモートによるテレワーク勤務やオンラインによる学校教育などは最たるものだろう。社会環境の変化に伴って個々人のライフスタイルも変化していくものだが、人生100年時代と言われる中でより有意義な価値ある生き方を求める人が増えている。

EU、3月末に中国と首脳会談 リトアニアへの圧力を非難

 欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は14日、3月末に中国との首脳会談を開催することを明らかにした。台湾の代表機関を開設したリトアニアに対して中国が貿易圧力を強めており、対中政策をめぐって明確なメッセージを伝える予定だ。

上昇気流(2022年1月16日)

手が痛いと思っていたら、指に近い皮膚に細かい裂け目ができていた。あかぎれだが、子供時代にはよく悩まされたものだった。  東北地方に育った気流子は、あかぎれ、霜焼けは冬になれば当たり前だった。ひどい場合には、皮膚の中が見えたりするほど。

中国海警4隻 領海に侵入 今年初 沖縄・尖閣沖

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で15日、中国海警局の「海警」4隻が日本の領海に侵入し、約1時間40分にわたり航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年初めて。

【社説】待機期間短縮 追加接種加速と両輪で進めよ

 全国的に感染が急拡大している新型コロナウイルスの「オミクロン株」対策として、政府は感染者の濃厚接触者に求める待機期間を14日間から10日間に短縮すると発表し、都道府県に通知した。社会機能維持のための措置だが、ワクチンの追加(3回目)接種の前倒し加速をともに進める必要がある。

【韓国紙】観相師が見た大統領候補夫人の運勢

 トップを走っていた野党国民の力大統領候補の尹錫悦(ユンソンニョル)元検事総長の失速で、韓国大統領選は混沌(こんとん)としてきた。尹氏は夫人の経歴詐称と自身の失言等で急激に支持率を落とし、トップの座を与党共に民主党の李在明(イジェミョン)前京畿道知事に譲っている。

【韓国紙】全斗煥・盧泰愚両元大統領の再評価

 韓国の歴代大統領の退任後が、国家の元老として、政界や国民の尊敬を集め、それなりの待遇を受けるかといえば、決してそうではない。実態はその真逆だ。暗殺・逮捕・収監・自死といった“悲惨な末路”を辿(たど)った人がほとんどなのである。

上昇気流(2022年1月15日)

 夜明け前、東の空が白んでいくと、地平線に虹のような明かりが広がり、やがて太陽が頭をのぞかせ、黄金色に輝く陽光を一直線に地上に伸ばす。「春は曙(あけぼの)」と清少納言は言うけれども、寒中の曙も情趣がある。

フェミニズムのジレンマ、女性スペース立入問題

 筆者は昨年12月11日付のこの欄で、「トランスジェンダリズム」(性自認至上主義)をテーマにした。性自認至上主義とは、自分が男女どちらか、あるいはどちらでもないなどを、体の(生物学的な)性別と関わりなく、自分で決めることができる、いわゆる「性別の自己決定権」を認める考え方だ。