最新記事

中国公船4隻が領海侵入し航行 沖縄・尖閣沖

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で25日、中国海警局の「海警」4隻が、日本の領海に侵入し航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は1月31日以来で、今年3回目。

【社説】人口減少 「家族の価値」重視の抜本策を

 厚生労働省が2021年の人口動態統計の速報値を公表した。死亡数から出生数を引いた人口自然減は60万9392人で、初めて60万人を超えた。

今後の日本の安全保障とその課題

 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良(ゆずる)・近藤プランニングス代表取締役会長)の第200回記念講演会が17日、東京都内で開かれ、前統合幕僚長の河野克俊氏が「今後の日本の安全保障とその課題」と題して講演した。河野氏は、中国の台湾進攻について「(中国に)『やらない』という選択肢はない」とした上で、「日米で連携し、『やれない』状況を確立することに専念しなければならない」と主張した。以下は講演要旨。

ロシア軍のウクライナ侵攻、 爆発で100人死亡か

 ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシア軍の本格侵攻を受け、全土に戒厳令を敷いた。既に親ロシア派武装勢力が実効支配していたウクライナ東部のみならず、隣国ベラルーシや、ロシアが2014年に一方的にウクライナからの併合を宣言したクリミア半島からもロシア地上部隊が侵入。現地からの報道によれば、民間人を含め100人前後の死者が出ているもようだ。

プーチン露大統領、「情報戦」で現状変更を狙う

 ロシアは帝国の復活を企図していない-。こう述べていたプーチン大統領は24日早朝、国民向けの演説で、同じスラブ民族が暮らす旧ソ連ウクライナでの軍事作戦を発表した。国営メディアが「東部住民がウクライナ軍に攻撃された」と報じ、情報戦で混乱する中での侵攻。「住民が虐殺されている」という口実をロシア国民がどれほど支持しているかも怪しい。ソ連崩壊から30年。力によって現状の変更を試みるロシアは「大国」たり得るのだろうか。

バイデン大統領、独露送ガス管の運営会社に制裁

 バイデン米大統領は23日、声明を出し、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域の独立を承認したロシアへの対抗措置として、ドイツとロシアを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」の運営会社「ノルドストリーム2AG」と同社経営トップに制裁を科すよう指示したと発表した。22日に発表した第1弾となる対露経済制裁の一環という。

4月の東証市場再編、 「経過措置」 の方針は年内に

 日本取引所グループ(JPX)の清田瞭最高経営責任者(CEO)は24日、東京都内で開かれた内外情勢調査会で講演した。傘下の東証で4月に実施する市場再編で、上場基準に達しない企業でも希望の市場に当分の間とどまれる「経過措置」の方針について、年内に決定する意向を示した。上場企業の新陳代謝を促し、市場活性化を目指す考えだ。

一緒なら寒さも吹き飛ぶ? アルパカとヨガ

 20日、カナダ東部オンタリオ州ゲルフ近郊の農場で、アルパカのそばでヨガをする女性。

災厄をはらう来訪神とその祭りを見詰める展覧会

 文芸評論家・安藤礼二氏の監修による展覧会「まれびとと祝祭 祈りの神秘、芸術の力」展が3月2日から日本橋高島屋本館4階、高島屋資料館TOKYOで開かれる。

米政権 追加制裁で対抗 ロシアに「代償を科す」

 バイデン米大統領は23日、ロシアのウクライナへの軍事作戦の開始を受けて声明を発表し、「ウクライナに対する言われのない不当な攻撃だ」と非難した。バイデン政権は追加制裁を発表するとしているが、その効果は未知数だ。

比保健省「オミクロン株を克服」 外国人観光客受け入れ再開

年明けにオミクロン株による感染急増に見舞われたフィリピンだが、1カ月ほどで感染は収束し、政府は大幅な規制緩和に舵(かじ)を切った。観光ビザによる外国人の入国が本格的に再開されるなど、経済復興に期待が高まっている。政府はさらなる規制緩和で「ニューノーマル」に移行する姿勢も見せている。

上昇気流(2022年2月25日)

ロシアが遂(つい)にウクライナに侵攻した。西側首脳との話し合いや再三の警告を嘲(あざ)笑うかのように。一時代前には考えられないようなことが現実に起きている。

高級魚ハタも雑魚扱い ーベトナムから

 ベトナムの中部ダナンは、川に寄り添う小さな漁村から発展していった町だ。

北京パラリンピックに臨む日本選手団が結団式

 3月4日に開幕する北京冬季パラリンピックに臨む日本選手団の結団式が24日、東京都内で行われた。新型コロナウイルス感染防止のため、出席者は主将を務めるアルペンスキー女子の村岡桃佳(トヨタ自動車)、旗手のノルディックスキー距離男子の川除大輝(日立ソリューションズJSC)らに限られ、他の選手はオンラインで参加した。

交通混乱が続く北海道、 空港で660人一夜明かす

 記録的大雪に見舞われた北海道では、24日も交通の混乱が続いた。22日に全便が欠航した新千歳空港は23日から滑走路の運用を再開したが、JR札幌-新千歳空港間の運転再開が24日未明にずれ込み、到着客のうち660人が空港で一夜を明かした。JR北海道の在来線の一部はいまだに除雪が追い付かず、全面復旧の見通しは立っていない。

巨大隕石衝突は北半球の春、白亜紀末恐竜に打撃

 約6600万年前の白亜紀末に巨大隕石(いんせき)が衝突し、現在のメキシコ・ユカタン半島沿岸に「チチュルブ・クレーター」が形成された時期は、北半球の春だったとみられることが分かった。スウェーデン・ウプサラ大などの国際研究チームが、衝突直後に土砂に埋まって死んだチョウザメ類の骨などを分析した成果として発表した。論文は24日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

日大ラグビー部ヘッドコーチに菊谷崇氏が就任

 日大ラグビー部は24日、新ヘッドコーチに元日本代表主将の菊谷崇氏(42)が就任すると発表した。3月1日付。東京都内で記者会見した菊谷氏は、「選手とコミュニケーションを取って、主体的に行動できる環境をデザインしたい」と抱負を述べた。

日本ハムの臨時コーチ、室伏広治長官がトリ

 新庄監督が臨時コーチとして招いたスポーツ庁の室伏広治長官が選手を指導した。2004年アテネ五輪の男子ハンマー投げで金メダルを獲得した長官は「大きな力を出すための体の使い方」をテーマに教えた。

【社説】ウクライナ侵略 愚かな戦争を選んだロシア

 ロシア軍がウクライナを侵略した。既に親ロシア派武装勢力が実効支配していた東部のみならず、隣国ベラルーシや、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ南部クリミア半島からも侵入している。他国への侵略は絶対に許されない蛮行だ。愚かな戦争を選んだロシアのプーチン大統領は、世界最悪の国家指導者だと断じざるを得ない。

高まるロシアの脅威、非常事態宣言を発令へ

 ウクライナ国家安全保障・国防会議は23日、非常事態宣言を発令する方針を決めた。同会議のダニロフ書記が発表した。国会での承認を経て正式に発令される。ロシアが21日に東部の親ロシア派支配地域の独立を承認し、他の地域へも侵攻の脅威が高まっていることを受けた措置。