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「日本の伝統的酒造り」、無形文化遺産に提案へ

 文化審議会は25日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の候補に、日本酒や焼酎、泡盛など、こうじ菌を使った日本の伝統的な酒造りの技術を提案すると決めた。関係省庁連絡会議での了承を経て、3月末にユネスコに提案書を出す。2024年11月ごろに開かれるユネスコの政府間委員会で、登録の可否が審議される見通し。

仏経財相「経済問題は天然ガスのみ」

ロシア軍がウクライナの首都キエフの占領に動く中、ルメール仏経済・財務相は、ヨーロッパに影響を与える可能性のある「唯一の実体経済の主題は天然ガスだ」と主張した。ウクライナへのロシア軍の侵攻から2日後、軍が首都キエフを占領しようとしている間、欧州連合(EU)の議長国フランスは決定的な効果のある経済制裁を模索している。

上昇気流(2022年2月27日)

 梅は春を告げる花と言っていいだろう。冬の厳しさを越えて凛(りん)とした花を咲かせる梅は、古くから日本人に愛されてきた。春の花では桜と並んで代表的なものだが、桜と違って日本固有の花ではない。

接続水域に中国海警4隻 沖縄・尖閣沖

 第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)は26日、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域に中国海警局の「海警」4隻がとどまっていると発表した。

【社説】ウクライナ侵略 「ソ連帝国」を復活させるな

 ウクライナ侵略を強行したロシアのプーチン政権は、2008年にはジョージア(グルジア)に侵攻し、14年にはウクライナ南部クリミア半島を併合するなど、暴力で自国の意志を押し通す手法を繰り返してきた。しかし、国際秩序破壊の常習犯であるプーチン・ロシアに対するバイデン米政権の姿勢は甘く、状況対応に終始しがちだ。

塩野義製薬、新型コロナの飲み薬を承認申請

 塩野義製薬は25日、新型コロナウイルスの飲み薬について、厚生労働省に製造販売の承認を申請したと発表した。承認されれば国産の飲み薬は初めてとなり、国内での治療薬の安定供給につながりそうだ。同社は、臨床試験(治験)の完了前に実用化を認める「条件付き早期承認制度」の適用を求めている。

ロシアで「反戦デモ」、プーチン政権に危機感

 ロシアによるウクライナ侵攻が発表された24日、国内外で「反戦デモ」が同時多発的に開かれた。プーチン政権は首都モスクワで機動隊を投入し、老若男女を問わず参加者を拘束。素早い弾圧の背景にあるのは、自国世論の反発が拡大すれば、作戦遂行に支障を来すとの危機感だ。

米欧、追加制裁でロシア経済を締め出しへ

 米国と欧州連合(EU)が24日に発表した対ロシア追加制裁は、同国経済を国際金融・ビジネスから長期的に締め出すことで、ウクライナに侵攻するプーチン政権の中枢や軍の弱体化を狙ったものだ。一方のロシアは中国との結び付きで孤立回避を図っており、米欧との対立は「新冷戦」の様相を見せている。

ウクライナ軍事侵攻、世界経済に大きな影

 ロシアによるウクライナ軍事侵攻が、世界経済の先行きに大きな影を落としている。両国とも原油や小麦などのコモディティー(商品)の有力輸出国だけに、供給不安から関連相場が高騰。各国を悩ますインフレを加速させ、新型コロナウイルス危機からの回復を阻害する恐れが浮上している。

世界の巨壁に挑み続ける登山家の姿を追う

 2021年、登山界最高の栄誉といわれる、「ピオレドール生涯功労賞」を受賞し、今も世界の巨壁に単独で挑み続けている登山家・山野井泰史氏のドキュメンタリー映画作品『人生クライマー ~山野井泰史と垂直の世界~』が3月18日~24日まで、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで開催する「TBSドキュメンタリー映画祭2022」で上映される。

「街を出るのは不可能」、一日中響き渡る砲火音

 ロシア軍の侵攻を受け、戦火に見舞われたウクライナでは、首都キエフに次ぐ第2の工業都市、北東部ハリコフも24日は一日中砲火の音が響き渡った。ロシアの進軍ルートにあるとされ、眠れぬ夜を過ごした市民は25日、「街を出るのは不可能」と震えるように話した。

国公立2次前期日程が始まる、23万人が志願

 国公立大2次試験の前期日程が25日、全国で始まった。文部科学省によると、169大学583学部に23万3997人が志願し、募集人員に対する志願倍率は前年並みの2・9倍だった。新型コロナウイルス感染拡大を受け、文科省は各大学に対し、追試験の実施や2次試験のみの合否判定など、受験機会の手厚い確保を要請している。

日本選手団が出発、明るく「行ってきます」

 北京冬季パラリンピック(3月4日開幕)に出場する日本選手団第1陣が、結団式から一夜明けた25日午前、成田空港発の専用機で開催地の中国に向けて出発した。

巨人の菅野智之、譲れぬ開幕登板とV奪還

 キャンプ打ち上げのこの日、巨人の菅野はファンにあいさつした。「チーム一丸となり、今年は日本一を取りたい」。昨季は自己最少の6勝。リーグ3連覇も逃した屈辱を胸に、この1カ月間を走り切った。

人を幸せにする経営、28の企業と団体が受賞

 業績ではなく人を大切にする組織を表彰する「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞(主催=同大賞実行委員会・人を大切にする経営学会など)の受賞者が24日、都内で発表された。12回目となる今回は、過去最多の168件が応募し28の企業と団体が受賞した。

永遠の「連隊旗手」、石原慎太郎氏の政治と文学

 今月1日亡くなった石原慎太郎氏は、衆院議員や東京都知事など政治家として活躍する間も作家活動を続けた。同じく保守の論客で文壇のスターだった三島由紀夫との対談をまとめた、『三島由紀夫石原慎太郎全対話』(中公文庫)は、友人でありライバルでもあった二人がなれ合いを排し、真剣勝負で臨んだ対談が収められている。

用意周到に図られたロシアのウクライナ侵攻

 用意周到に図られたロシア軍によるウクライナ攻撃・侵攻。サイバー攻撃で通信環境を混乱させ、その間にミサイル攻撃でウクライナの防空体制を無力化し、3方向(ウクライナ東部地域、クリミア半島、ベラルーシ側)から一気呵成(かせい)に地上部隊を投入した。

避妊方法を小学生から 包括的性教育の推進は「左翼肝いり」

 深刻化する児童虐待、いじめ、子供の貧困などへの対応策として、政府が2023年度の設置を目指す行政組織「こども家庭庁」をめぐり、自民党内で価値観の違いが表面化している。子供政策の基本理念における保守派とリベラル派の対立だ。

<寄稿>アフガン経由輸送路構築の展望

 この5年間でウズベキスタンは隣国との建設的かつ相互互恵的関係の構築に関して新たな地域政策を行ってきましたが、その中でアフガニスタンとの相互連携の推進は優先課題の一つとなっています。ウズベキスタンは常に地域の安全確保に重要な意味を持つアフガニスタン情勢の早期安定のため努力しています。

上昇気流(2022年2月26日)

 ロシアのお家芸は、ドーピングに軍事侵攻、それに加えて諜報機関の暗躍か。緊迫する国際報道からそう憂える。ウクライナへの侵攻後に反露派を葬る「暗殺リスト」を作成しているという。