最新記事
欧州・ロシア
ウクライナ産農産物禁輸 欧州委「容認できず」 ポーランドとハンガリーに警告
安倍 雅信 -
欧州委員会は16日、ウクライナからの安価な農産物が自国の農業に損害を与えるとしてポーランドとハンガリーが輸入禁止措置を取ったことを「容認できない」と批判した。2カ国が禁止したのは穀物、野菜、果物、乳製品、砂糖、肉類で6カ月間、輸入禁止措置は有効としている。欧州委員会は貿易政策を決定するのは「個々の加盟国次第ではない」と述べた。
コラム
おばあちゃんママの奮闘 韓国から
編集部 -
韓国の友人が先日、日本旅行に出掛けた。還暦を迎えた奥さんに常日ごろの感謝の意を込めた旅行と聞いていたが、韓国に戻ってから聞くと、面倒を見ている孫娘を一緒に連れて行ったという。その孫はご夫妻の娘の一粒種で、実は公務員としてバリバリ働く娘に頼まれ、日中は代わりに面倒を見ているという。ママの代打役はもう3年になり、孫はおばあちゃんを「ハルモニオンマ(おばあちゃんママ)」と呼び、すっかり懐いているそうだ。
朝鮮半島
“スパイ政党”また議席獲得-韓国国会補選 摘発の北工作組織と密接
上田 勇実 -
数々の北朝鮮追従路線で物議を醸してきた韓国の親北政党「進歩党」が先日行われた国会議員の補欠選挙で勝利し、失っていた議席を復活させた。今年に入って韓国を震撼(しんかん)させた各種スパイ事件で摘発された容疑者の大半が同党やその前身、統合進歩党の関係者であっただけに、今回“スパイ政党”とも言うべき同党の候補者が当選し、「ゆゆしき事態だ」(韓国メディア)とする警戒の声が上がっている。
社説
【社説】総人口減少 価値観に踏み込んだ対策を
編集部 -
わが国の人口減少の流れを止めるためには、日本人のライフスタイルや価値観にまで踏み込んだ対策が必要だ。戦後、ほとんどタブー視されてきた、この問題に踏み込み、背景にある社会構造の変革なくして、流れを変えることはできない。
国内
衆院千葉5区 野党に追い風も乱立で激戦 【連載】衆参補選 現場を行く(2)
編集部 -
政治資金規正法違反で罰金の略式命令を受けた自民の元衆院議員、薗浦健太郎の辞職に伴う補選。自民候補を迎え撃つ野党に追い風が吹くはずだが、立憲民主、日本維新の会、国民民主、共産の各党公認候補らが“乱立”し激戦となっており、各党とも序盤から首脳クラスが応援に駆け付けている。
メディアウォッチ
共産の歴史的大敗に口をつぐむ朝日・毎日 教団叩きで共産と足並み
増 記代司 -
統一地方選挙の前半戦の結果を新聞は正しく分析しているだろうか。各党の明暗がくっきり分かれたが、朝日と毎日の見方が腑(ふ)に落ちない。「明」は異論なく維新の会である。41道府県議選で67議席から124議席、17政令市議選で72議席から136議席へと倍増させた。選挙報道でよく使われる表現をすれば、「地滑り的勝利」である。
コラム
増える「学校の統廃合」
編集部 -
この春、妻の田舎の小学校が廃校になった。ちょうど姪(妻の弟の子)が最後の卒業生となった。妻の実家では親族のほとんどがこの小学校の出身で、帰省するたびに小学校時代の友人や保護者の思い出話に花が咲く。地域の人にとっては馴染(なじ)み深い、歴史のある学校である。
家庭・教育・LGBT
生涯スポーツにつながる移行
編集部 -
今回の部活動の地域移行の動きは地方自治を担う行政当局にとって大きなチャンスだと思っている。学校の中に閉じ込められていた部活動を地域スポーツとして社会に開くことで、競技スポーツとして得意な子供だけではなく、不得意な子供も共に楽しめるものにしたい。学校部活動の地域移行を実現すれば、幼児から高齢者、健常者から障碍(しょうがい)者に至るまで、さまざまな種目のスポーツに皆が参加できるようになる。
教育
学校部活動の地域移行と未来テーマに「イマチャレコンベンション23春」開催
編集部 -
2023年度から本格的に開始する中学校の休日部活動の段階的地域移行を控え「いよいよ始まる部活動の地域移行私たちはどんな未来を目指すのか?」をテーマにしたイマチャレコンベンション23春がこのほど、オンライン配信で行われた。
コラム
【上昇気流】(2023年4月18日)
編集部 -
歌舞伎俳優の四代目市川左團次さんが亡くなった。享年82。「助六」の髭の意休、「髪結新三」の長兵衛など敵役、老け役、時には道化役など数々の名演技を残し、2017年には芸術院賞を受賞している。歌舞伎界はまた大きな存在を失った。
中南米
連邦議会襲撃事件で前大統領に聴取命令―ブラジル
綾村 悟 -
ブラジル最高裁は14日、ボルソナロ前大統領の支持者ら約4000人が1月8日に首都ブラジリアの連邦議会と大統領府、最高裁判所を襲撃した事件で、10日以内にボルソナロ前大統領に対する聴取を行うように連邦警察に命令した。ボルソナロ氏には、襲撃事件を扇動した容疑などが掛けられている。
社説
【社説】首相に爆発物 テロに甘い風潮に猛省を
編集部 -
岸田文雄首相が遊説先として訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で、24歳の男が筒状の爆発物を投げ込み、大きな爆発音が起こった。男はその場で取り押さえられて逮捕されたが、どのような理由があってもテロは断じて容認できない。卑劣で凶悪な無差別テロは言語道断の暴挙であり、選挙応援の会場を狙ったのは民主主義への挑戦だと言わざるを得ない。動機の徹底解明と厳正な処罰が求められる。
国内
参院大分選挙区 背水の吉田 追い上げる白坂 【連載】衆参補選 現場を行く(1)
編集部 -
「最終的に立憲民主党県連の代表である私が候補者として出なければならないと決意した。あと2年3カ月任期が残っていたが」自然豊かな国東半島南部の安岐町公民館での個人演説会で、立民公認の元参院議員、吉田忠智は、気迫を込めながらも複雑な表情を見せた。参院補選に勝つため、参院議員を辞して立候補したのだ。
メディアウォッチ
主要大学合格者数大特集の毎日、注目記事は「公明の『打算』と『苦悶』」
岩崎 哲 -
4月に入って大学入試の結果が出揃(そろ)うと週刊誌は高校別の主要大学合格者数を大特集する。週刊朝日(4月21日号)とサンデー毎日(4月23日号)はそれぞれ100㌻を超える紙数を割いて載せた。
コラム
【上昇気流】(2023年4月16日)
編集部 -
作家、村上春樹氏の新作長編『街とその不確かな壁』(新潮社)が発売された。長編としては『騎士団長殺し』以来6年ぶり。その舞台の一つが、福島県南会津町にある図書館ではないかと地元で話題を呼んでいる
記者の視点
【記者の視点】中国「チャットGPT」規制 イノベーション路線と逆行
池永 達夫 -
1988年の中国取材で、北京の中国新聞協会を訪問した折、驚いたことがある。玄関に近い教室ほどの部屋で、職員の政治学習集会が開かれていた。椅子に座って講話を聞くという形態でなく、2段の長椅子に立ったまま拝聴、唱和するというものだ。
中東・アフリカ
訪中のブラジル大統領、人民元など自国通貨決済呼び掛け
綾村 悟 -
中国を訪問中のブラジルのルラ大統領は13日、上海で新開発銀行(NDB)の本部を訪問、新興5カ国(BRICS)諸国間の貿易では人民元を含む自国通貨で決済できるようにすべきだと主張した。
社説
【社説】北ミサイル 核シェルターの整備を急げ
編集部 -
北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。日本政府は北海道南西部の陸地に落下する恐れがあるとし、全国瞬時警報システム(Jアラート)で避難を呼び掛けたが、北海道周辺への落下はなくなったとして解除した。安全確保のため、正確性よりも迅速性を優先し、Jアラートを通じて警報を発令した判断は正しい。ただ今回のケースをきちんと検証し、正確性の向上にも努めてほしい。
北米
米機密文書流出 21歳空軍州兵を逮捕 「現実の戦争を見せる」目的
山崎洋介 -
米政府の機密文書が流出した問題を巡り、米連邦捜査局(FBI)は13日、マサチューセッツ州空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者(21)を逮捕した。司法省によると、機密扱いの国防情報を「不正に持ち出し、保持、送信した」疑いがある。FBIは機密文書の入手経路の解明などについて、捜査を進める。
メディアウォッチ
70年代生まれの民主党支持の理由
岩崎 哲 -
韓国は保守派の尹錫悦政権になって「国交正常化後最悪」と言われた日韓関係を修復しようとする動きに拍車が掛かっている。最大の懸案だった「元徴用工」問題も韓国政府が「弁済」する形で「賠償金」を支払うことになり、既に何人かが受け取った。



