最新記事
国内
外国首脳、続々来日へ 首相、危機に実績づくり狙う
時事 -
外国首脳の日本訪問が近く活発化する。4月中にドイツなど3カ国の首脳が、5月にはバイデン米大統領らが来日する予定。岸田文雄首相は外遊も調整している。国際秩序の根幹を揺るがすウクライナ危機の中、外交面で実績づくりを狙う。
欧州・ロシア
ロシア軍 マリウポリ包囲、最後通告 ウクライナ側は要求拒否
時事 -
ウクライナ侵攻作戦を続けるロシア軍は17日、南東部の要衝マリウポリの完全制圧を目指し、包囲による圧力を強めた。ロシア国防省はマリウポリ市街地からウクライナの戦闘員を「一掃した」と発表し、なお抵抗を図る戦闘員に対して17日に武器を置き、拠点を放棄するよう通告した。これに対しウクライナのシュミハリ首相は米ABCテレビに「われわれの部隊は最後まで戦う」と述べ、ロシア側の要求を拒否した。
社説
防衛費増額 国際情勢への対処に不可欠
編集部 -
防衛費の増額を求める声が、各方面から高まっている。自民党の安倍晋三元首相は安倍派の会合で、国内総生産(GDP)比2%を目標に、わが国の防衛費を引き上げるべきだとの認識を示した。
メディアウォッチ
「グローバル化」に疑問を呈し「国際化」の必要性を訴える施光恒氏
岩崎 哲 -
コロナ禍がもたらした世界を人類はまだ十分には捉えきれていない。ただ分かっていることは、「サプライチェーン」が寸断されることで、今まで普通だったことがストップするということである。
欧州・ロシア
決選へ右派ルペン氏が猛追 仏大統領選
安倍 雅信 -
フランスの大統領選の決選投票を1週間後に控え、現職中道のエマニュエル・マクロン大統領は優勢と伝えられながらも挑戦者の右派・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン候補の猛追にさらされている。ルペン氏の挑戦は今回で3度目だが、2012年の第1回投票で3位、17年の2度目の挑戦でマクロン氏と決選投票を戦った。今回は、過去最高の得票率で24日の決選投票を目指している。
防衛・沖縄
空自緊急発進3月は54回 対中国34回 対露20回
川瀬裕也 -
防衛省はこのほど、領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)が3月は54回だったと発表。そのうち、対中国機が34回、対ロシア機が20回だった。
国内
「災害時も運営が使命」 地域医療支える被災病院 福島沖地震1カ月・宮城
時事 -
福島県沖を震源とする最大震度6強の地震発生から、16日で1カ月。大きな被害を受けた宮城県山元町の唯一の総合病院、国立病院機構宮城病院は、昨年2月の地震を受けた耐震工事を進めるさなかに再び被災した。「災害時に運営し続けるのが病院の使命」。地域の期待に応えるため、医療体制を維持しつつ、全面復旧に向けた努力を続けている。
欧州・ロシア
露軍、首都の軍需施設破壊 ウクライナ、南東部要衝で抵抗続く
時事 -
ウクライナでは16日も、首都キーウ(キエフ)を含む各地がロシア軍の攻撃にさらされた。タス通信がロシア国防省の話として伝えたところでは、ロシア軍はキーウにある軍需施設16カ所を精密誘導ミサイルで破壊したほか、南部ミコライウにある軍備品の補修施設も攻撃した。
社説
処理水海洋放出 積極的な風評被害抑制策を
編集部 -
東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が決まってから1年が経過した。政府と東電は貯蔵タンクが満杯となる来年春頃の放出を予定しているが、風評被害を懸念する漁業者の納得を得られていない。廃炉を進めかつ漁業を守るために、政府は風評抑制の積極的な行動を起こすべきである。
メディアウォッチ
ウイグル族の拘束・中国送還に協力する中東各国政府を非難する米誌
本田 隆文 -
中国の習近平体制下で、ウイグル族が弾圧されていることで国際的な非難が高まる中、中国は国外のウイグル族の拘束、本国送還にも取り組んでいる。自国での迫害を逃れ、同じイスラム教徒が多い中東に移住したウイグル族の送還に政府が協力しているとの見方が出ている。
コラム
【上昇気流】(2022年4月17日)
編集部 -
「春愁や草を歩けば草青く」(青木月斗)。春の草花は情緒にあふれている。凍った大地から芽生える草の青さもそうだが、梅にしても、桜にしても、そして菜の花やタンポポでも、心に明るい微妙なさざ波を起こさせる。
欧州・ロシア
露軍 首都キーウ攻撃強化 東部情勢も一段と緊迫
時事 -
ロシア国防省は15日、ウクライナ側による「ロシア領内への攻撃や破壊活動」への対抗措置として、首都キーウ(キエフ)へのミサイル攻撃を強化すると発表した。ロシア側は最近、国境に近い自国領内がウクライナ軍の攻撃にさらされていると一方的に主張している。東部ドンバス地方の制圧に向けた作戦も強化しており、情勢は一段と緊迫している。
防衛・沖縄
緊急発進1000回超 過去2番目 中国機が7割-昨年度
編集部 -
防衛省は15日、領空侵犯の恐れのある航空機に対する自衛隊の緊急発進(スクランブル)が、2021年度に1004回と過去2番目に多かったことを明らかにした。前年度比279回増で、1000回を超えるのは16年度以来。特に中国機が増えており、同省は警戒を強めている。
台湾
インド太平洋戦略に積極参加 台湾総統 米議員団と連携確認
時事 -
台湾の蔡英文総統は15日、訪台している米上院のロバート・メネンデス外交委員長(民主)やリンゼー・グラム議員(共和)ら米上下両院の超党派議員団6人と総統府で会談した。蔡氏は、中国の脅威を念頭にバイデン米大統領が打ち出したインド太平洋戦略において「積極的な役割を果たしたい」と表明。台湾統一を目指す中国からの圧力が強まる中、台米間の連携を確認した。
記者の視点
推進派が曲解した「18年調査」 「夫婦別姓」世論調査
森田 清策 -
内閣府が3月25日公表した「選択的夫婦別姓」(別姓)制度に関する世論調査結果が波紋を広げている。制度の導入賛成の割合が28・9%と、調査を始めた1996年以降で最低になったことで、野田聖子・男女共同参画担当相をはじめ、与野党の導入推進派の政治家が「非常に分かりにくい」と調査の在り方に疑問を投げ掛けている。
社説
新電力採算悪化 安易な事業参入防ぐ制度を
編集部 -
ロシアによるウクライナ侵略でエネルギー価格が高騰し、格安で電気を提供してきた新電力各社の採算が悪化している。帝国データバンクによると、2021年4月に営業が確認できた新電力約700社のうち、約4%の31社が倒産や廃業、事業撤退に追い込まれた。電力小売り自由化により参入が相次いだ新電力各社は大きな岐路に立たされている。
メディアウォッチ
尹錫悦氏への過大な期待
岩崎 哲 -
尹錫悦氏の大統領当選は韓国保守層を歓喜させている。保守言論界の重鎮・趙甲済(チョカプチェ)氏は月刊朝鮮4月号で「ほとんど一人の力で左翼運動圏政権から権力を奪還した」「世界史的事件」とまで言っている。
メディアウォッチ
文在寅氏を追及できない理由
岩崎 哲 -
韓国の大統領は悲惨な末路をたどってきた。初代の李承晩(イスンマン)大統領から朴槿恵(パククネ)大統領まで18代11人の退任後を見ると、亡命が1人、暗殺1人、有罪判決5人、自死1人、親族の逮捕・訴追が2人だ。



