最新記事
社説
【社説】憲法記念日 平和の危機に対処する規定を
編集部 -
憲法記念日を迎えた。日本国憲法が施行された75年前、占領下にあって国旗が皇居、国会、最高裁判所、首相官邸に掲揚され、戦後の新時代が始まった。その後わが国は国際復帰を果たし、大きく発展を遂げたが、憲法の条文は独立国として平和の危機に対処できるかなお問題を残している。
教育
早期終息の願いコップに描く 小学5年生の高村恒有君、サンドブラストで
編集部 -
ロシアのウクライナへの侵略が早期に終息するように、平和への願いを込めて、ウクライナの人気ユーチューバーの使っているロゴマークを、石川県志賀町の小学5年生の高村恒有(こうゆう)君がサンドブラストで描いた。出来上がったコップを手に、高村君は「早く戦争が終わり、みんなが仲良くなってほしい」と願っている。
コラム
【上昇気流】(2022年5月3日)
編集部 -
大型連休で金沢市を訪れた。今年は3年ぶりに新型コロナウイルス感染対策での行動規制がなく、人出は戻ってはきているが、ひと頃に比べるとまだまだという感じだ。新幹線の自由席も十分余裕があった。
社説
【社説】知床観光船事故 再発防止へ安全管理強化を
編集部 -
北海道・知床半島沖で発生した観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の遭難事故をめぐっては、運航会社「知床遊覧船」のずさんな安全管理の実態が次々と明らかになっている。観光船には乗客乗員26人が乗船しており、既に半数以上の死亡が確認されている。全ての交通機関は安全を最優先し、悲惨な事故の再発を防止しなければならない。
メディアウォッチ
参院選での「与党圧勝」を予測し改憲への動きを“警戒”する朝日
岩崎 哲 -
7月の参院選予測が早くも出てきた。週刊朝日(5月6、13日合併号)は「与党圧勝」して「改憲発議」へ向かうというのだ。5月3日の憲法記念日を前に参院選と絡めた企画で、同誌は政治ジャーナリストの野上忠興氏と角谷浩一氏に当落予測を依頼した。
コラム
【上昇気流】(2022年5月2日)
編集部 -
知床遊覧船遭難事故を起こした運航会社「知床遊覧船」のずさんな安全管理の実態が次々と明らかになっている。事故当日、出航を決めたいきさつはその最たるもの。
社説
【社説】物価対策 日銀は大規模緩和の修正を
編集部 -
政府は6・2兆円の国費を使う物価高騰への総合緊急対策を決定した。ロシアのウクライナ侵攻などの影響で石油や原材料価格の高騰が続き、ガソリンをはじめ生活必需品の値上げが相次いでいるからだ。
インタビュー
危機対応で重要な政策論 【ウクライナ危機 識者に聞く】
編集部 -
日本人が危機慣れしていないことを痛感している。危機対応の精神力、あるいは危機対応の際の思考方法がないとの印象を強くした。危機とは何か、危機を防ぐための準備は何か、危機がそれでも起こった時の対応姿勢とは何かについて、根本的に考えを整理しておく。さらに、具体的に起こり得る危機のパターンを洗い直し、いろいろなシナリオ、オプションを平時から念頭に置いておく作業があまりなされていない。
メディアウォッチ
与野党の防衛論議が9条解釈論にとどまる恐れ示唆した「日曜討論」
窪田 伸雄 -
ウクライナの状況からわが国でも侵略されたらどうするかの議論が起き、改めて憲法も問い直されようとしている。ロシアの政治家からは「ロシアは北海道に権利がある」との発言もあった。
コラム
【上昇気流】(2022年4月5日1)
編集部 -
ゴールデンウイークはきょうで3日目。初日の4月29日はあいにくの雨で肌寒かった。東京・吉祥寺に出掛け、雨で人出は少ないだろうと思っていたら、家族連れや若いカップルなどで混雑していた。
アジア・オセアニア
ソロモン諸島、中国と安保協定 国交3年で米豪分断の最前線に
池永 達夫 -
ソロモン諸島はこのほど、中国と安全保障協定を締結した。3年前、台湾と断交し中国と国交を結んだソロモン諸島の対中傾斜は深まるばかりだ。懸念されるのは、太平洋の西半分を自国の影響圏に置きたい中国の太平洋戦略にソロモン諸島が組み込まれることと、中国の警察顧問団による現地訓練が始まることで民主化活動家たちの弾圧が激化することだ。
インタビュー
共に勝利なき戦争 長期化も 【ウクライナ危機 識者に聞く】
編集部 -
現在、東部地域で一つのヤマ、天王山的な戦闘が起こっている。この戦闘の行方が早期に見えてきた場合には、かなり大きな事情変更になる。今回の侵略戦争について、おおむね軍事専門家はウクライナの敗北不可避と言い、歴史家はロシアの敗北不可避だと言っている。私は両方とも正しいと思っている。
社説
【社説】日独首脳会談 対中露めぐる連携を強化せよ
編集部 -
岸田文雄首相がドイツのショルツ首相と首脳会談を行った。会談ではロシアのウクライナ侵略に関し、国際社会の毅然(きぜん)とした対応が重要との認識で一致。また、覇権主義的な動きを強める中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」実現への緊密な協力を確認した。欧州の主要国であるドイツと対中露をめぐる連携を強化すべきだ。
メディアウォッチ
「性別違和」の原因を探る
森田 清策 -
わが国で「性同一性障害の性別の取り扱いの特例に関する法律」(特例法)が施行したのは2004年7月。これによって、性別適合(性転換)手術を受けた性同一性障害の当事者は法律上、男性から女性あるいは女性から男性に性別を変更することができるようになった。
国内
子供の頃に見た思い出など 「月にまつわるエッセイ」入賞作品
編集部 -
昨年は、宮城県仙台出身の詩人・土井晩翠(ばんすい)の作詩による名曲「荒城の月」が発表されて120年、また晩翠生誕150年の節目の年だった。それを記念し、仙台文学館(仙台市)では昨年夏から「月」にまつわるエッセー作品(1200字以内)を募集した。全国から206編の作品が寄せられ、当館館長・佐伯一麦(かずみ)氏(作家)による選考の結果、最優秀賞1作品、優秀賞2作品が今春、決定した。
国内
明治の庶民生活に愛惜込め 「没後50年 鏑木清方展」を観る
編集部 -
今年没後50年を迎えた日本画家、鏑木清方(かぶらききよかた)の回顧展が東京国立近代美術館で開かれている。鏑木清方といえば、「築地明石町」に代表される美人画のイメージが強い。本展でも昭和2年の帝展で帝国美術院賞を受賞した同作と「新富町」「浜町河岸」を加えた3部作が展示の目玉の一つになっている。しかし、清方の画業は、決して美人画の範疇(はんちゅう)に収まるものではない。むしろその真骨頂は、人々の生活に注いだ温かいまなざしにあったことを示そうというのが本展の狙いの一つとなっている。
コラム
【上昇気流】(2022年4月30日)
編集部 -
かつて「ゆとり教育」で日本の子供たちの学力が著しく低下したことがある。2006年の国際的な学習到達度調査(PISA)は散々な成績で、これを契機に「脱ゆとり」へと舵が切られた。
インタビュー
国連の戦争抑止“首の皮一枚”に 【ウクライナ危機 識者に聞く】
編集部 -
ここまであからさまに主権国家が別の主権国家に侵略行為を行う国際法違反が行われたことは極めてまれだ。1945年に国際連合憲章体制ができてから戦争がなくなったことはないが、ほとんどの戦争は主権国家同士の戦争ではない。



