最新記事
コラム
【上昇気流】(2022年5月21日)
編集部 -
今年の直木賞に輝いた今村翔吾氏の『塞王の楯』は安土桃山期の城造りを担った石工集団の物語だが、沖縄にもグスクと呼ばれる城塞がある。世界遺産の勝連城や今帰仁(なきじん)城の石垣は実に見事で、何度見ても飽きない。
台湾
蔡英文総統、2期目折り返し これからの2年正念場
池永 達夫 -
蔡英文・台湾総統の任期は2期8年。残る任期は2024年5月までの2年と、2期目の折り返しを迎えた。3選はない総統職だから、残す2年は選挙を気にすることなく自己の信念に従って思う存分、力を発揮できる。ただ台湾の眼前には暗雲が立ち込める。この暗く冷たい雲を払いのけ、光り輝く青空に抜け出ることができるのか正念場の2年となる。
インタビュー
放課後の部活動減少の中で
湯朝肇 -
公立学校の放課後に行われている部活動の数が少子化によって減少傾向にある。北海道内の中学・高校において合計で平成29年度(3555部)から令和2年度(3125部)の4年間で430部、約12%減少している。今後、部活動の有効性を持続させるにはいかなる処方箋が必要なのか、長年、公立高校で教鞭(きょうべん)を執り現在、北海学園大学教職課程非常勤講師の山下薫氏に聞いた。
社説
【社説】マイナス成長 物価高、円安リスクに備えを
編集部 -
2022年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質で前期比0・2%減、年率では1・0%減のマイナス成長だった。新型コロナウイルス変異株の感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」の影響で個人消費が振るわなかった。マイナス成長は予想されていたことであり止(や)むを得まい。
コラム
【上昇気流】(2022年5月20日)
編集部 -
新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家らから、マスクの着用について新見解が示された。屋外では周りの人との距離が十分に取れていない場合でも、会話が少なければ「必ずしも必要はない」という。これから夏に向かい熱中症のリスクが高まることを考慮したものだ。
朝鮮半島
【韓国紙】米か、中国か 注目浴びる韓米首脳会談
セゲイルボ -
韓米首脳会談が21日に行われる。尹錫悦(ユンソンニョル)政権が発足してわずか11日目だ。閣僚の国会聴聞会や大統領執務室の移転などでゴタゴタしている時に最大の外交行事が行われるのだ。その上、今回の首脳会談は重大懸案が多く国際社会の注目を浴びる。
メディアウォッチ
比大統領選、中国利するだけの人権主軸で国家の主権に触れぬ朝日社説
池永 達夫 -
9日投開票のフィリピン大統領選挙で、フェルディナンド・マルコス元上院議員が圧勝を果たした。かつて独裁政権を率いた故マルコス大統領の長男だ。
欧州・ロシア
北欧2国の加盟申請受理
安倍 雅信 -
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は18日、北欧のフィンランドとスウェーデンからのNATO加盟申請書を同時受理した。ブリュッセルのNATO本部に駐在する両国大使が同事務総長に手渡した。両国は長期にわたり保ってきた軍事的中立をロシアによるウクライナ侵攻を受け、歴史的転換に踏み切った。
社説
【社説】食料安全保障 国内生産増やし自給率上げよ
編集部 -
ロシアのウクライナ侵略、新型コロナウイルスの世界流行や地球規模の気候変動がもたらす異常気象などにより、世界的に穀物価格や肥料価格などが高騰している。食料安全保障が先進7カ国(G7)農相会合で話し合われた一方、自民、公明の与党はわが国の対策を強化する方針であり、国内生産を増やし自給率上昇を実現することを期待したい。
防衛・沖縄
【国境警報】沖縄―宮古間を中国爆撃機通過
編集部 -
防衛省統合幕僚監部は18日、中国空軍のH6爆撃機2機が沖縄本島と宮古島の間を通過したと発表した。爆撃機は東シナ海方向から南下し、沖縄南方の太平洋上を周回飛行して戻った。周辺の海域では、今月初めから空母「遼寧」など中国海軍の艦艇が活動を続けており、同省は関連を含め、詳しく分析している。
北米
米大統領、あすから日韓歴訪 台湾海峡安定の重要性も確認
山崎洋介 -
バイデン米大統領は、20日から24日まで韓国と日本を訪問する。バイデン大統領が就任後にアジアを訪れるのはこれが初めて。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中でも、インド太平洋地域に関与することを示し、中国や北朝鮮による脅威に対応するため、日韓両国との同盟関係を強化したい考えだ。
中国
中国、太陽光パネルを迂回輸出か
山崎洋介 -
バイデン米政権は、中国の太陽光パネル製造業者が東南アジア4カ国を経由して輸出することで米国の関税を不当に迂回(うかい)しているかどうかを調査している。太陽光発電の推進に遅れをもたらすとして業界団体などは反発する一方で、不公正な貿易の是正や中国政府によるウイグル人らへの強制労働の懸念などから調査を支持する声も強く、政権の今後の対応が注目される
コラム
【上昇気流】(2022年5月19日)
編集部 -
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が実行され、世界の関心が向けられると、関係出版物も出されるようになった。政治や軍事だけでなく、両国の歴史や文化に関するものも登場。
国内
ウイグル民族理解の一助に
編集部 -
約30年前の中国のウイグル族を捉えた写真展が東京・代々木上原の東京ジャーミイで開催されている。撮影したのは通信社などの報道カメラマンを経て、写真家としてウイグル問題に取り組んできたヤギケンジ氏。1990年前後に4回にわたり新疆ウイグル自治区を訪れた際の写真を整理し、「声なき者の声を届ける」ため展示に踏み切ったという。 ヤギ氏は「ウイグル人の自然な暮らしを捉えた写真を通じ、ウイグル民族理解への一助となる」ことを願うとした上で、強制収容などウイグル人権問題が「過去の出来事ではなく、この時代に起きている」ことを知ってほしいと訴えている。 作品はすべてモノクロで、子供たちなどウイグル族の素朴な生活の様子を伝える。ヤギ氏は、フランスで写真を学んだ。展示されているものは、フランスを代表する「プリンター」で、ヤギ氏の恩師でもあるフィリップ・サルーン氏のアトリエで96年にプリントしたものから厳選した。展示は22日まで。
コラム
ちむどんどん効果で方言ブーム?
編集部 -
最近、本土に住む知人や友人から沖縄方言に関する問い合わせが相次いでいる。4月にスタートしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」で使われている言葉の意味や実際に使われているのかどうかという素朴な疑問だ
インタビュー
「現代の奴隷農場」に囚われる米国の黒人社会
早川 俊行 -
米国で注目を集める黒人の女性保守派活動家、キャンディス・オーウェンズ氏の著書『ブラックアウト』の邦訳版が出版された(方丈社刊)。民主党は黒人の味方だという認識は米国のみならず日本でも定着しているが、オーウェンズ氏の見方は正反対だ。黒人を福祉漬けにして自立心を奪ってきたのが民主党であり、同党の「新たな奴隷農場」から脱出しなければならないと訴えている。本書は黒人に向けて書かれたが、自助の精神なき社会に希望はないとの主張は、活力を失った日本社会にも通じるものだ。翻訳を担当したジャーナリストの我那覇真子氏に、本書を通じて日本人に伝えたいメッセージなどを聞いた
社説
【社説】インバウンド再開 上限設けず観光客受け入れよ
編集部 -
新型コロナウイルスの水際対策で、政府は外国人観光客の受け入れを6月以降、段階的に再開する方向で検討している。円安が進む中、インバウンドの再開は経済回復の大きな起爆剤となりうる。政府は防疫体制を見直し、速やかに海外からの観光客受け入れを再開すべきだ。
防衛・沖縄
対立より「明るい明日」を 祖国復帰50年 各地でイベント
編集部 -
沖縄県は15日、祖国日本に復帰してから50周年を迎え、これを祝うイベントが各地で開かれた。政府と県が主催した記念式典は基地問題をめぐる両者の対立の影響で祝賀ムードは限定的だった。民間団体が主催した行事はそれとは対照に、復帰に対しての感謝や明日への希望に満ちあふれた内容だった。
コラム
【上昇気流】(2022年5月18日)
編集部 -
テレビ画面に昔の映像が出てくることがある。数年前か100年前か、日本なのか外国なのかは不明。が、時に「いつ」「どこ」が表示されない。映像が印象的な場合もあるので「日時と場所をなぜ示さないのだろう?」と思うことが最近多い。



