最新記事
コラム
【上昇気流】(2022年5月27日)
編集部 -
英国を代表するファストフードで、庶民のソウルフードであるフィッシュ・アンド・チップスが、ピンチに直面しているという。その大半をウクライナに頼っていたヒマワリ油の輸入が滞っているためだ。価格が3倍にもなり、業界団体によると、英国内約1万店舗のうち3分の1が今後9カ月以内に閉店を迫られる恐れがある。
メディアウォッチ
2四半期ぶりのマイナス成長に対策で具体論が少なかった各紙社説
床井 明男 -
2022年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質で0・2%減、年率では1・0%減のマイナス成長だった。マイナス成長は2四半期ぶりである。
朝鮮半島
【韓国紙】韓米関係の進化 価値を共有する同盟へ
セゲイルボ -
バイデン米大統領の今回の韓国訪問で韓米同盟は名実共にグローバルな包括的戦略同盟に発展することになった。同盟関係の維持は国家の自律性の犠牲を担保に国益を追求するための一環である。
アジア・オセアニア
マルコス氏の当選を宣言 フィリピン大統領選、 公式集計終える
福島 純一 -
フィリピンの上下両院は25日、正副大統領選の公式集計を終え大統領候補のフェルディナンド・マルコス元上院議員と、副大統領候補のサラ・ドゥテルテ・ダバオ市長の当選を正式に宣言した。6月30日に正式に就任する見通し。
欧州・ロシア
中露への依存に警鐘、ダボス会議 NATO事務総長「国益より価値観を」
安倍 雅信 -
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は24日、スイス・ダボスの世界経済フォーラム(通称、ダボス会議)で演説し、ウクライナでの戦争は、各国の国益よりも価値観を優先する必要があることを浮き彫りにしたと警告した。同氏は「権威主義体制が経済関係にどのように脆弱(ぜいじゃく)性を生み出す可能性があるか」を示したと指摘した。
社説
【社説】宇宙政策 日米協力で安全保障強化を
編集部 -
政府は、年末に予定する宇宙基本計画の工程表改定に向け、重点事項を決定した。ロシアによるウクライナ侵攻などを受け、防衛力強化が求められている中、多数の小型衛星を連携させて情報収集能力を高めるシステムの早期構築や、日本が参画する米国主導の国際月探査計画「アルテミス計画」への積極的な関与などを盛り込んでいる。
コラム
高校生だけど高給取り イスラエルから
編集部 -
イスラエルには、シャーピーズと呼ばれるハイテク企業で働く高校生たちがいる。パソコンのスキルに長(た)けた生徒たちは、週に2、3日だけ出勤し、他の社員と共に仕事に取り組んでいる。高校2年生と3年生だが、意見を求めたり質問したりしてくる社員に解決策を提示し、感嘆されているという。
欧州・ロシア
イスラエル国防相、米首都訪問 対イランで緊密な協力必要
森田 貴裕 -
イスラエルのガンツ国防相は19日、米首都ワシントンを訪問し、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)やオースティン国防長官と会談した。イランの核開発問題やイスラエルの安全保障上の課題などが話し合われた。米国は毎年、イスラエルに巨額の軍事支援を行っており、今年イスラエルは48億㌦(約6120億円)の支援を受けた。
コラム
【上昇気流】(2022年5月26日)
編集部 -
俳人で「門」名誉主宰の鈴木節子さんが今月8日、亡くなった。90歳だった。22日には恩師、能村登四郎の創刊した「沖」の50周年記念大会が都内のホテルであり、そこに席が用意されていた。
国内
対中包囲網、印との連携に課題 クアッド会合受け米メディア
山崎洋介 -
24日のクアッド首脳会合を受け、米メディアはロシアのウクライナ侵攻に中立的な立場を取るインドと米国などとの立場の違いに注目。今後に大きな課題を残したことを指摘した。
社説
【社説】バイデン氏訪日 日米主導で中国に対抗せよ
WEB編集部 -
バイデン米大統領が就任後初めて日本を訪問した。目的は、ロシアのウクライナ侵攻で国際秩序が動揺する中、インド太平洋地域への米国の関与が不変であることを示すため、米国の拡大抑止を強調し日米の強固な同盟関係を誇示するとともに、中国や北朝鮮による現状変更の試みは容認しない姿勢を明確にすること。
コラム
【上昇気流】(2022年5月25日)
編集部 -
戦後、わが国の宇宙開発事業で試練が続いたのは1990年代末。現在も運用が続くロケットH2Aの前のH2開発時代に、打ち上げの失敗が相次いだ。99年には鹿児島・種子島宇宙センターから打ち上げられた8号機が、4分後にエンジンを停止し、海に落下した。
北米
経済・安保で対中圧力―日米首脳会談に米メディア反応
山崎洋介 -
米メディアは23日に行われた日米首脳会談をめぐり、バイデン大統領が台湾有事の際に軍事関与するとした発言や米国主導のインド太平洋経済枠組み(IPEF)に焦点を当て、中国に対し一定の圧力を示したとしつつも、IPEFの実効性への課題も指摘した。
国内
安倍元首相「自衛隊明記を」 超党派議員が新憲法制定大会
編集部 -
超党派の国会議員らでつくる新憲法制定議員同盟は23日、東京都内で「新しい憲法を制定する推進大会」を開いた。岸田文雄首相(自民党総裁)はビデオメッセージを寄せ、「憲法改正の議論に国民が主体的に参画する機会を積極的に設け、改憲に向けた機運をこれまで以上に高めていきたい」と述べた。
社説
【社説】知床事故1カ月 国の検査体制も強化せよ
編集部 -
北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の沈没事故が発生してから1カ月が経過した。事故の背景には、ずさんな安全管理がある。業者が安全運航を徹底するよう、国の検査体制も強化する必要がある。
コラム
高級野菜となったパプリカ オーストリアから
編集部 -
家人が週末用の買い物から帰ってくると、「全てが高くなったわ」と嘆く。聞くと、あのパプリカが3ユーロを超えたというのだ。赤、黄、緑の3色のパプリカ3個が入った袋は数日前は1・99ユーロ(約269円)だったが、今は一袋約3・49ユーロ(約472円)を超えた、というから家人が驚くのは当然だ。パプリカがいつの間にか高級野菜に仲間入りしたのだ。
欧州・ロシア
問われるNATOの役割 北欧2カ国加盟にトルコ反対
安倍 雅信 -
ロシアのウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、直接ウクライナを軍事支援できない北大西洋条約機構(NATO)の葛藤が続いている。ロシアが東西冷戦後の欧州安全保障の枠組みに決定的影響を与える中、北欧2カ国が軍事的中立を捨ててNATO加盟を目指すことでNATOの役割が改めて問われている
メディアウォッチ
「処理水」海洋放出、反原発リベラル紙失速し保守紙圧勝も油断は禁物
増 記代司 -
東京電力福島第1原子力発電所の「処理水」の海洋放出について原子力規制委員会が東電の設備設置計画を妥当と認めた。事実上の審査合格だ。これによって海洋放出の実施に一歩前進した。これは大きなニュースだ。
コラム
心に残る先輩との交流
編集部 -
大学で「対面よりオンライン授業が多い」「すべてオンライン授業」と答えた大学2年生が5割超に上ることが分かった。対面授業が少ないほど学生生活の充実感が低く、大学生活の大半をコロナ下で過ごす大学2年生で、その傾向が強く出ているという。
家庭・教育・LGBT
石川県輪島漆芸美術館 「生新の時2022―漆芸の未来を拓く―」
編集部 -
大学や大学院で漆工芸を学び、今春卒業および修了した学生たちが制作した漆芸作品を展示する「生新(せいしん)の時2022―漆芸の未来を拓く―」が、石川県輪島市の石川県輪島漆芸美術館で開かれている(7月3日まで)。今回で14回を迎え、漆芸を専門に学んだ令和3年度の大学および大学院の卒業生・修了生の作品45点を展示している。瑞々(みずみず)しい感性にあふれた魅力的な作品の数々に出会える展覧会だ。



