最新記事
社説
【社説】太平洋島嶼国 中国の覇権主義を抑えよ
編集部 -
中国の王毅国務委員兼外相が南太平洋の島嶼(とうしょ)国を歴訪した。バイデン米政権が構築を目指す「対中包囲網」を切り崩すため、太平洋諸国との関係を強化することが狙いだ。中国の覇権主義的な動きを抑えるため、日米両国などはこうした国々との連携を深める必要がある。
防衛・沖縄
【国境警報】接続水域に中国海警2隻
編集部 -
第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)は4日、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域に中国海警局の「海警」2隻がとどまっていると発表した。
メディアウォッチ
教職をブラックな職場と決めつける経済評論家だが解決案は見えず
片上 晴彦 -
既にここ数年、政府の働き方改革の中で、教職現場の厳しい状況について、さまざまな議論がなされてきたが、経済ジャーナリスト・荻原博子氏は連載「幸せな老後の一歩」(サンデー毎日5月22日号)で「『ブラック』な職場で若者離れが進む日本の教育現場」と題し
コラム
【上昇気流】(2022年6月5日)
編集部 -
「紫陽花の雨を感じてをりし色」(山内山彦)。このところ、近所で見掛ける紫陽花がつぼみから花へと変わっていく様子が分かる。育つ土壌で青や赤など色が違うことはよく知られているが、場所によっても成長の差があり、既に咲き始めている花もある。
アジア・オセアニア
【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(12) マレーの虎・山下奉文(上) 英支配終わらせたシンガポール陥落食料・弾薬 尽きた弱み見せず降伏迫る
編集部 -
毎年12月8日が近づくと、メディアは真珠湾攻撃ばかりを取り上げるが、南雲機動部隊がハワイに接近しつつあった頃、陸軍将兵を乗せた大輸送船団は南に向かっていた。石油をはじめとする天然資源確保を目的に、陸軍は宣戦布告と同時に東南アジアの列強植民地を制圧する南方作戦を立案、フィリピン(本間正晴中将指揮の第14軍)、タイ・ビルマ(飯田祥二郎中将指揮の第15軍)、蘭印(今村均中将指揮の第16軍)、そして英国が支配するマレー半島の攻略は、山下奉文(ともゆき)中将率いる第25軍が担当した。
記者の視点
ある俳人の肖像 芸術の根には家庭的価値が
編集部 -
「沖」を主宰する俳人の故能村(のむら)登四郎(としろう)に、最初に取材させてもらったのは、1976年5月のことで、『定本 枯野の沖』が出されて間もなくの頃。俳句についての考えや、句集ごとに変化する課題を聞いていくうちに、俳句の魅力に誘われていった。
コラム
英支配終わらせたシンガポール陥落
WEB編集部 -
毎年12月8日が近づくと、メディアは真珠湾攻撃ばかりを取り上げるが、南雲機動部隊がハワイに接近しつつあった頃、陸軍将兵を乗せた大輸送船団は南に向かっていた。
LGBT
【社説】都「パートナー」「同性婚」に道開く危険な動き
編集部 -
東京都の小池百合子知事は、同性カップルを公認する「パートナーシップ宣誓制度」の今秋スタートに向け、人権尊重条例改正案を議会に提出した。
北米
中国のウイグル弾圧非難 信教の自由年次報告書-米国務省
山崎洋介 -
米国務省は2日、各国の信教の自由に関する2021年版の年次報告書を発表した。記者会見したブリンケン国務長官は「中国は主にイスラム教徒のウイグル人や他の宗教的少数派グループに対するジェノサイド(集団殺害)と弾圧を続けている」と非難した。
国内
企画展「能楽FOUR SEASONS-春・夏編-」
編集部 -
金沢市の金沢能楽美術館では、企画展「能楽FOUR SEASONS-春・夏編-」が開かれている。能楽には日本の四季のうつろいが、自然の景物とともに詩情豊かに表現されている。現行の約180曲のほとんどが、「春夏秋冬」に分類され、「季不定」の能は15曲ほどしかない。
国内
市場から見たオランダ絵画黄金期 変化に対応した晩年の変貌
編集部 -
日本でも高い人気を誇る画家フェルメール。「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が4月に東京で開かれ、現在、北海道立近代美術館で開催中だ。
欧州・ロシア
【フランス美術事情】ウクライナ ロシア侵攻で美術品を避難
編集部 -
世界中に残る芸術作品を含む歴史遺産は、歴史の記憶をとどめる役割も担っている。しかし、芸術はそもそも権力者崇拝のためのプロパガンダに使われたこともあり、中にはそれを破壊し、都合の悪い歴史を書き換えようという権力者や専制主義国家もある。
コラム
【上昇気流】(2022年6月4日)
編集部 -
明の成祖・永楽帝が北京に遷都して築いた承天門は、その後焼失し、清の世祖・順治帝の時代に再建されて天安門と呼ばれるようになった。その門前の天安門広場が6月4日(1989年)、血に染まった。
インタビュー
写真の力信じて 町おこし―新潟県新発田市の吉原写真館6代目 吉原 悠博さん
編集部 -
新潟県新発田市の吉原写真館6代目、吉原悠博(ゆきひろ)さん(61)は、市民有志と写真文化プロジェクト「写真の町シバタ」を立ち上げて今年、11年目を迎える。130年以上の歴史を持つ写真館の経営、写真を通じての地域活性化、また創作活動にも意欲的だ。「この三つが、私のアーティスト活動」と語る吉原さんに、写真と故郷を見つける思いを聞いた。
欧州・ロシア
ロシア産石油禁輸 中国利する可能性 EU通商トップが指摘
安倍 雅信 -
欧州連合(EU)が先月末、ロシア産石油の輸入を年末までに最大90%禁止する方針を決めたことについて、EUの執行機関・欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)が1日、中国を利する可能性が高いとの見解を示した。EUの制裁強化によって、石油の新たな販売先を見つける必要に迫られたロシアの弱みを中国が利用するとの見方だ。
コラム
静寂のトゥクトゥク タイから
編集部 -
タイらしい乗り物の代表に、三輪タクシーのトゥクトゥクがある。座席は3人掛けソファー一つのみ。屋根は付いているものの、ドアもなければ窓もない。ということは冷房はなく、バンコク中の排気ガスと熱気をまともに受けてしまう。
アジア・オセアニア
比・マルコス次期大統領、30日就任 現政権色の強い閣僚起用
福島 純一 -
の上下両院は5月25日、大統領選の公式集計を終えフェルディナンド・マルコス元上院議員の当選を正式に宣言した。6月30日に正式に就任する見通しで、マルコス氏はすでに主要閣僚の任命を行うなど、新政権の輪郭が徐々に明らかになっている。
社説
【社説】泊原発差し止め 適合審査中で理に適わない
編集部 -
札幌地裁が北海道電力の泊原発3基の運転差し止めを命じた。「津波に対する安全性の基準を満たしていない」(谷口哲也裁判長)というのがその理由だが、当の原発が原子力規制委員会の新規制基準適合審査を受けている最中に下された理に適(かな)わない判決だ。
コラム
【上昇気流】(2022年6月3日)
編集部 -
英国でエリザベス女王の即位70年を祝う「プラチナ・ジュビリー」が始まった。テレビ中継からも祝賀ムードが伝わってくる。盛大なパレードには参加しなかったが、バッキンガム宮殿のバルコニーからお祝いの群衆に笑顔で応える女王の矍鑠(かくしゃく)とした様子は、96歳とは思えない。
メディアウォッチ
極秘資料「新疆公安ファイル」をスクープするも詰めが甘い毎日
池永 達夫 -
中国が2017年ごろ、新疆ウイグル自治区に強制収容所を造り、100万人以上のウイグル人に同化政策を強行してきたとされる問題で、毎日とNHKが5月下旬、目の覚めるようなスクープを飛ばした。



