最新記事

【上昇気流】(2022年7月2日)

暑い、暑いとぼやく日が続くと、天気予報もさることながら「でんき予報」が気に掛かる。でんき予報とは電力使用の予測のことで、供給力との比率を示し、停電の恐れがあれば節電を促す。東京電力のホームページにある。

欧州首脳に世論分断圧力 ウクライナ危機、長期化で支援に温度差

スペイン・マドリードで30日に閉幕した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は、フィンランド、スウェーデン2カ国の加盟申請を受け入れ、ロシアを最重要な具体的脅威と位置付け、同機構の軍装備の強化やアジア太平洋地域の中国の脅威を共有して閉幕した。

神奈川 自公堅実、一本化不調響く立民 ’22参院選 注目区を行く(4)

「最も全国から注目され、激しい選挙が行われている」自民党現職、三原じゅん子の応援に駆け付けた首相の岸田文雄は6月24日、JR川崎駅前で神奈川選挙区の現状をこう表現した。この日は党神奈川県連会長の小泉進次郎も来援。選挙カーの上に3人が並び立つと、猛暑にも関わらず駅周辺の歩道や連絡通路は観衆で埋め尽くされた。

【社説】NATO首脳会議/露のウクライナ侵略は失敗

北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議がマドリードで開かれ、北欧のフィンランドとスウェーデンの加盟申請を承認することで合意した。

【東風西風】高齢者という名の裏側

高齢者というと、どうしても精神的にも肉体的にも成熟して大人の風格というイメージが重なっていたが、最近はそうでもないと思うことが多い。

あきた芸術劇場ミルハスが開館 秋田市

新たな文化芸術の創造拠点として「あきた芸術劇場ミルハス」が6月、秋田市千秋公園の堀沿いに開館した(写真)。地上6階地下1階。高い音響性能と舞台機能を併せ持つ大ホール(約2000席)と臨場感を重視した中ホール(800席)、そして二つの小ホールと練習室、研修室、創作室を備える。老朽化した県民会館と市文化会館に代わり、県民会館の跡地に県と市が共同で建設した。総事業費は約254億円。

企画展「中西悟堂 まぼろしの野鳥図鑑」

石川県金沢市の金沢ふるさと偉人館で開催中の「中西悟堂 まぼろしの野鳥図鑑」では、「日本野鳥の会」の創始者・中西悟堂(1895~1984)が構想し、未刊に終わった図鑑の原画200点余りが初公開され、来館者に大きな感動を呼んでいる。

【フランス美術事情】 仏を芸術の都に押し上げる

フランスは戦禍や国家弾圧から逃れた芸術家たちが活躍し、フランスを芸術の都に押し上げたことで知られる。

富山県朝日町「花咲かじいさん」の町おこし―(有)チュリストやまざき取締役 山崎 久夫氏に聞く

新潟県と県境を接する人口約1万1000人の富山県下新川郡朝日町に、4月だけで全国から7万人の観光客が集まる。朝日岳・白馬岳をはじめとするアルプス連峰の残雪の白、その手前に桜のピンク、チューリップの赤・オレンジ、菜の花の黄色などが奏でる「春の四重奏」を見るのが目当てだ。この景観創造の仕掛人、(有)チュリストやまざきの山崎久夫氏(80)に聞いた。

ガス値上げで炭を奨励 タイから

 タイでは、御多分に漏れず値上げラッシュが続く。とりわけ顕著なのがガソリン代金で、2年前の2倍以上に跳ね上がっている。

フィリピン、燃料高騰が社会問題に

ウクライナ紛争に端を発する世界的な石油価格の高騰がフィリピンを直撃している。特に大きな影響を受けているのがバスなどの公共交通機関で、採算が合わずに運行を取りやめる運転手が増加。通勤者への負担が社会問題となるなど、政府に対応を求める声が強まっている。

【社説】香港返還25年 強権が消した自由都市の灯

四半世紀前の香港返還時、国際社会は「中国の香港化」に期待を寄せた。自由と民主主義が根付いた香港の活力が、北京の強権統治に風穴を開けてくれるものと思われたからだ。しかし、結果は「香港の中国化」でしかないという皮肉なものになった。

北海道「2議席」めぐり自民・立民激突 ’22参院選 注目区を行く(3)

 「『一日でも早く国政に復帰して』という激励を受け、衆院選1区から参院選に転じた。何としても国政へ送ってほしい」こう叫ぶのは、自民党新人の船橋利実。6月22日の公示日、久しぶりによく晴れた初夏を彩る札幌大通公園での第一声演説会には道内選出の自民国会議員の他、日本維新の会(参院議員)の鈴木宗男と公明党(衆院議員)の稲津久が応援に駆け付けた。

【上昇気流】(2022年7月1日)

東京電力管内で4日間続いた電力需給逼迫(ひっぱく)注意報が、昨日午後6時に解除された。節電の協力などによって乗り越えられたと、経済産業省は述べている。とはいえ、厳しい暑さの中、きょうから9月30日まで全国的に節電要請に入る。

中南米・カリブ諸国 食料事情が急激に悪化 1400万人が飢餓の恐れ

国連世界食糧計画(WFP)は14日、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で、中南米・カリブ海地域の食料事情が急激に悪化しており、対応が遅れれば1400万人が飢餓に襲われるとの試算を発表した。世界に広がる燃料・食料価格の高騰は中南米を直撃しており、反政府デモや深刻な社会不安を生み出している。

露軍はウクライナ制圧貫徹 プーチン氏 G7への「返答」

ドイツ南部バイエルン州のエルマウで26日から3日間の日程で先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開催された。主要テーマはロシアのウクライナ軍事侵攻だ。ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオでG7サミットに参加し、ウクライナへの武器供給、経済支援を要請する一方、ロシアにさらに厳しい制裁を求めた。

価格高騰で多発するガソリン泥棒 米国から

ガソリン価格が高騰し、近所のガソリンスタンドを通るたびに価格が上昇しているのには日々驚かされている。新型コロナウイルスが感染拡大した2020年には一時1ガロン(約3・8㍑)当たり1㌦台の時もあったが、今では5㌦を超えている。しかし、価格高騰により最近増加しているガソリン泥棒のやり口の多様さにはもっと驚かされる。

沖縄 オール沖縄に陰り、自民総力戦 【連載】’22参院選 注目区を行く(2)

「共産党は沖縄選挙区を最重要選挙区と位置付けている。『オール沖縄』の皆さんと勝利を目指す」公示日の22日夕、県庁前で開かれた「オール沖縄」が推す無所属、伊波洋一の「出発式」。中央政党から唯一出席した共産党書記局長の小池晃は、反基地や反自衛隊のスローガンが書かれたプラカードを掲げた支持者らにこう訴えた。全国に先駆けて梅雨明けした沖縄は炎天下で、支援者は黄色の鉢巻きを身に着け、直射日光を避けるように日陰に集まっていた。

【社説】G7サミット ウクライナ勝利へ全面支援を

先進7カ国首脳会議(G7サミット)がドイツ南部エルマウで開催された。討議には、ロシアによる侵略が続くウクライナのゼレンスキー大統領がオンラインで参加し、対露制裁の強化と軍事支援継続を求めた。

【韓国紙】優秀な人材が足りない半導体最強国

米大統領が短い訪韓日程に敢えてサムスン電子工場見学を入れたのは、時間が余ったからではない。新型コロナで世の中の秩序が変わり、米国の新しい戦略にデジタル支援軍が必要だったためだ。その中心には大韓民国の半導体がある。