最新記事

【社説】防衛白書 政策への理解と支持獲得を

今年の防衛白書は、ロシアのウクライナ侵略や台湾に対する中国の脅威の増大などを踏まえ、国際情勢の厳しさを前面に押し出す内容となっている。

保守ボルソナロ大統領が出馬宣言―ブラジル  左派候補が優勢

ブラジルのボルソナロ大統領(67)が24日、10月の大統領選出馬を正式に表明した。リオデジャネイロで同日開かれた右派与党・自由党(PL)の党大会で候補指名が発表された。

ウィーン発「夏の過ごし方」オーストリアから

とにかく暑い。クーラー完備の日本の夏の日々が懐かしくなる。アルプスの小国オーストリアでは冬対策は万全だが、灼熱(しゃくねつ)の夏対策はかなり遅れている。そもそも35度以上の夏は想定外だ。

EUのロシア産化石燃料依存脱却 経済萎縮懸念で足並みそろわず

ウクライナ危機の終わりが見えない中、ロシア産化石燃料依存を脱却したい欧州連合(EU)は、加盟国間の足並みがそろわず、経済と制裁効果の狭間(はざま)で葛藤している。節電を呼び掛けるEUだが、経済活動に致命傷を与えるエネルギー不足を恐れる今、トータルなエネルギー政策の構築が急がれている。

安倍元首相の像、台湾で制作が進行中

台湾南部の高雄市鳳山区にある旧日本海軍の軍艦を御神体として祀る「紅毛港保安堂」は、安倍晋三元首相の功績を顕彰しようと等身大の像を制作している。 

病院の気になる“あれこれ”

早々と梅雨明けし、熱帯夜、真夏日の続いた6月下旬から2週間余り、入院した。医師の診断は心房粗動。心拍数が1分間に150前後、全身に血液が回りにくくなり、心房が“バクバク暴走”している状態だった。

安倍氏国葬、日本の左派言論の異様さを浮き彫りにした「朝日川柳」

産経の1面コラム「産経抄」20日付に「朝日川柳」が取り上げられていた。「安倍氏と朝日新聞との長年にわたる対立関係はよく知られている。たとえそうであっても…と物議を醸しているのが、16日付朝刊に掲載された『朝日川柳』だ。

うまさより無垢な感動を紡ぐ

福島県郡山市出身の詩人、故佐藤浩さんらの手で誕生した郡山発の児童詩誌「青い窓」(同人「青い窓の会」発行)が昭和33年に創刊されて以来、今月で600号を迎えた。60年を超える歴史を刻む中で、全国に姉妹誌が誕生するなど児童詩運動の先駆けともなり、世代を超えて読み継がれ、創刊の思いを次代につなげることが期待されている。

【上昇気流】(2022年7月26日)

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」に渡り、旧日本軍の要塞(ようさい)跡を見てきた。横須賀の三笠公園の桟橋から出る連絡船で行ける。船も島も観光客で溢(あふ)れていた。

2050年までに熱波頻度2倍―仏気象庁 欧州各地で山火事

欧州南西部から始まった熱波襲来は、各地で40度を超える最高気温を更新し、ポルトガル、スペイン、フランス、イタリア、ギリシャの各所で山火事が発生した。仏気象庁(メテオ・フランス)は、熱波の頻度が2050年までに2倍に達するとの見方を示し、警戒を呼び掛けている。

【国境警報】接続水域に中国海警4隻 沖縄・尖閣沖

第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)は23日、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域に中国海警局の「海警」4隻がとどまっていると発表した。

【社説】緊急承認見送り 治療薬開発の体制強化急げ

厚生労働省の合同会議は、塩野義製薬が開発する新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」の緊急承認を見送った。

深刻な教員不足が学校崩壊の連鎖を招くと警鐘を鳴らす東洋経済

週刊東洋経済(7月23日号)が32㌻に及ぶ大特集をしている。「教員不足が招く連鎖崩壊、学校が崩れる」だ。いつから教員はこんなに忙しくなったんだろう。義務教育に関わってみると、学校に“余裕”がないことに気付く。

【上昇気流】(2022年7月24日)

第167回芥川賞・直木賞の受賞作が発表された。芥川賞は高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」(「群像」1月号)、直木賞は窪美澄さんの「夜に星を放つ」(文藝春秋)が選ばれた。

衝撃映像の子供への影響 大人が管理し目に触れさせない

安倍晋三元首相が凶弾に倒れた瞬間の映像を今もテレビで目にする。インターネット交流サイト(SNS)上には、現場に居合わせた人がスマートフォンで撮影した動画もアップされており、何度でも視聴することができる。

【社説】インドと日本/自由民主に基づく協力強化を

ロシアによるウクライナ侵略などをめぐって、日米欧などの民主主義陣営と中露などの権威主義国家の陣営との対立が激化している。こうした中、鍵を握るのがインドの動きだ。民主主義陣営が中露への牽制(けんせい)を強める上で、いかに「非同盟」のインドを引き入れるかが問われている。

岩手の議席奪還など強調 参院選総括「自由民主」

選挙期間中に安倍晋三元首相が、背後からの発砲による凶弾で亡くなる衝撃の参院選が終わった。自民党の機関紙「自由民主」(7・19、26合併号)は、1面に「わが党単独で改選過半数/岩手で30年ぶり勝利」の記事、および「安倍晋三元総理・総裁が逝去」の記事が並んだ。

党の始まり触れない談話 共産党創立100年の「赤旗」

共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(7・15)は、1面に「日本共産党きょう創立100年/党の歴史は今に生きる力発揮している」(見出し)の記事を掲載し、党創立100年の志位和夫委員長談話全文を3面で、14日の同談話に関する志位氏記者会見一問一答などを2面で扱った。

【東風西風】ことわざに見る文化の違い

ことわざというのは、誰でも一度は聞いたことがあるというものが少なくない。

自然の景物とともに詩情豊かに

金沢市の金沢能楽美術館では、企画展「能楽FOUR SEASONS-春・夏編-」が開かれている。能楽には日本の四季のうつろいが、自然の景物とともに詩情豊かに表現されている。現行の約180曲のほとんどが「春夏秋冬」に分類され、「季不定」の能はせいぜい15曲程度という。