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健康寿命に灯った黄信号

腰というのは体(月=にくづき)の要という文字の成り立ちを見ても明らかなように、人体の本当に重要な部分だ。背骨と骨盤をつなぐ部分なので、立っても座っても寝て(仰〈あお〉向け、横向き共に)も「圧」がかかる。そのため、いったん腰を痛めると、立っても座っても寝てもズキンとくるので、本当に参ってしまう。

次世代継承、街づくりへ幅広く議論 北海道・北東北の縄文遺跡群シンポ  

今年7月27日でユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産登録1周年を迎えた北海道・北東北の縄文遺跡群。それを記念したシンポジウムが同月31日、札幌市内で開かれた。世界的に見ても稀有(けう)な縄文遺跡群をいかに次世代に継承し、魅力的な街づくりにつなげるかなどをテーマに幅広い議論が交わされた。

サル痘で男性間の性行為に警鐘を鳴らさなかった池上彰氏

新型コロナの「第7波」のさなか、「サル痘」が日本にも上陸した。8日現在、感染者が3人確認されている。いずれも男性だ。

【上昇気流】(2022年8月9日)

安倍晋三元首相が凶弾に倒れて1カ月が過ぎた。ペロシ米下院議長が台湾を訪問し、中国が報復の軍事的威嚇を続けているが、安倍氏も存命であれば7月末に訪台する予定だった。実現すれは首相経験者としては初の訪台となるはずだった。

イスラエル軍がガザ攻撃、10人以上死亡

パレスチナ自治区ガザ地区で5日午後から6日朝にかけ、イスラエル軍による過激派組織「イスラム聖戦」を標的とした軍事作戦が行われ、イスラム聖戦司令官1人を含む戦闘員10人以上が死亡した。

仏急進左派メランション氏 中国の台湾侵攻を支持

フランスの急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション氏は、盧沙野・駐仏中国大使の台湾への軍事侵攻の可能性を認める発言に支持を表明した。大使は3日、ペロシ米下院議長の台湾訪問について仏報道専門テレビ、BFMテレビのインタビューで、「中国の台湾への軍事侵攻の可能性はある」と答えていた。

【国境警報】空自緊急発進 7月は81回 8割強が対中国機

防衛省はこのほど、領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)が7月は81回だったと発表。そのうち、対中国機が8割強に当たる70回、対ロシア機が8回、その他が3回だった。

【社説】処理水設備着工 風評被害への対策強化を

東京電力が福島第1原発から出る処理水を海洋放出する設備の建設工事を始めた。ただ風評被害への懸念は根強く、設備が完成しても実際の放出に当たっては地元関係者の理解が必要になる。政府と東電には風評被害への対策強化が求められる。

新たな発見があるNW日本版「世界が称賛する日本の暮らし」特集

外国人たちに「何しに日本へ来たか」を聞くテレビ番組が人気を博している。同工異曲で日本大好き外国人を「日本へ招待」したりして、外国人に日本の“良さ”を語らせ、日本は素晴らしい、と持ち上げる番組も人気だ。

【上昇気流】(2022年8月7日)

神田川は井の頭池に発する東京の都心部を流れる川だが、水源に近い京王井の頭線の駅沿いの狭い道は、ジョギングや散歩する人が往来する。自転車もよく通る。特に夏は、日中は蒸し暑いので、夕方すぎに散歩している人が多い。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(14) マレーの虎・山下奉文(下)複雑な心性持った悲劇の将軍 新日本建設へ三つの遺言

牡丹江で対ソ戦に備える山下奉文(ともゆき)は陸軍大将に昇任、そして敗色濃い昭和19年9月下旬、フィリピンの第14方面軍司令官を命じられる。東條内閣は既に瓦解(がかい)しており、梅津美治郎参謀総長の計らいで宮中に参内、天皇への拝謁も認められ二・二六事件以来の心の闇も晴れた。久々に家族団欒(だんらん)の時も持てた。開戦後、山下が内地の土を踏むのは、これが最初で最後となった。

ペロシ米下院議長訪台 変化したパワーバランス

米国連邦議会のナンシー・ペロシ下院議長の訪台は、東アジアにおけるパワーバランスの変化をあぶり出した。あぶり出した火は、ペロシ氏がマレーシアから台北に向かった航路と特派された米空母が台湾東部海域に陣取ったことだ。

【社説】原爆の日 核脅威増大に抑止体制整備を

暑い夏の到来と共に、今年も広島と長崎に原爆の日が巡ってくる。1945年8月6日に広島、9日には長崎に原子爆弾が投下され、一瞬にして街は壊滅し、広島では10万余、長崎では7万余の人々の命が奪われた。 無辜(むこ)の非戦闘員を大量に殺戮(さつりく)し、傷つけた原爆投下は戦争犯罪であり、決して許されてはならない。

【東風西風】「カネの神」に捧げられた五輪

東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事のコンサルタント会社が大会スポンサー企業の紳士服大手AOKIホールディングスから計約4500万円を受領していた問題で、東京地検特捜部は強制捜査に着手した。

街道で運ばれた輸入品 旅人に時を告げた小野神社 東京都町田市

鎌倉と上野国(こうずけのくに)を結んでいた鎌倉街道上道は、中世の東国での幹線道路だった。沿線には多くの武蔵武士が点在していたが、形成されたのは彼らの本拠ばかりではなく、交通集落としての宿もできていった。

企画展「加賀藩の武家社会と儀礼」 儀礼の数々 古文書で紹介

金沢市の前田土佐守家資料館で開催中の企画展「加賀藩の武家社会と儀礼」では、藩の上級武家だった同家で執り行われていた儀礼の数々が、古文書などで紹介されている。元日の登城拝礼に始まり、武家社会で重要視された儀礼の数々で、しきたりを重んじてきた武家社会の様子が垣間見られる。

【フランス美術事情】「エコール・ド・パリ(1900―1939)シャガール、モディリアーニ、スーティンたち」展

フランス人は夏の2カ月間、1カ月交代で太陽を求め、南へ向かう。コロナ禍でリゾート客が激減した2年間を打ち消すようにバカンスで大移動を開始しているフランスだが、今年は熱波の影響でリゾート地によっては苦戦中だ。

【上昇気流】(2022年8月6日)

♪八月は夢花火 私の心は夏模様――。歌手、井上陽水さんの「少年時代」を思わず口ずさんだ。夏祭りの便りが各地から届いている。東北では青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつりが目下、開催中。新型コロナウイルス禍で中止や縮小が続いただけに、この土日はさぞかし盛り上がるだろう。

「台湾人を再教育」―駐仏中国大使発言が物議

中国の盧沙野・駐仏大使は4日、仏テレビに出演した際、中国との統一に反対する台湾人を「再教育」する必要があると発言し、物議を醸している。

ロケツーリズムの魅力 どんな場所でもスペシャルに

映画やドラマを機としてロケ地を訪ね、その土地のファンになることを「ロケツーリズム」と呼ぶ。観光資源としてだけでなく、地域活性化にも役立つことが期待されている取り組みだ。国内唯一のロケ地情報誌「ロケーションジャパン」編集長の山田実希さんに話を聞いた。