最新記事
インタビュー
熊野信仰と日本人の他界観―生田神社名誉宮司・神戸女子大学名誉教授 加藤 隆久氏に聞く
編集部 -
2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録された熊野古道は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山に通じる参詣道の総称。古来、熊野三山が人々の熱狂的な信仰を集めてきたのは、神仏一体の「熊野権現」が貴賎男女の隔てなく、浄不浄を問わず、誰もを受け入れたからとされる。熊野信仰の成り立ちについて生田神社名誉宮司の加藤隆久さんに聞いた。
中南米
ボルソナロ前大統領を事情聴取、議会襲撃事件への関与否定 ブラジル
綾村 悟 -
南米ブラジルのボルソナロ前大統領が26日、首都ブラジリアの連邦警察に出頭し、今年1月に連邦議会などが襲撃された事件に関する事情聴取を受けた。聴取は2時間近く行われたが、ボルソナロ氏は一貫して事件への関与を否定したという。
アジア・オセアニア
駐比中国大使がフィリピンを恫喝 在台15万人労働者を人質扱い
福島 純一 -
米比防衛協力強化協定(EDCA)に基づき米軍がフィリピン国内の基地施設を利用する準備が着々と進む中、中国が苛(いら)立ちを隠せない。駐比中国大使が、比政府を恫喝(どうかつ)するような発言をし、反発が広がった。一方、中国外相と会談したマルコス大統領は、ホットラインの増設で合意するなど、中国への配慮も続ける。
朝鮮半島
米韓 拡大抑止強化で一致 バイデン氏、北に警告 核攻撃なら「体制終わる」
山崎洋介 -
バイデン米大統領は26日、国賓として訪米した韓国の尹錫悦大統領とホワイトハウスで会談し、米国の核戦力を含む拡大抑止の強化で一致した。バイデン氏は会談後の記者会見で、北朝鮮が核を使用すれば、「いかなる体制でも終わりを迎えることになる」と警告した。また両国は対中国を見据え、インド太平洋地域への取り組みの強化を図ることで合意した。
社説
【社説】米韓首脳会談 日本は両国との連携深めよ
編集部 -
バイデン米大統領と韓国の尹錫悦大統領がホワイトハウスで会談した。米韓両国の連携強化は、韓国と同様に東アジアにおける米国の同盟国で、北朝鮮の核・ミサイルに脅かされる日本にとっても重要だ。
国内
【宗教と政治】“逆風”にも地盤揺るがず 旧統一教会信者を公表し7選 ルポ 美馬秀夫・徳島市議
編集部 -
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)信者であることを公表し、統一地方選後半戦で徳島市議選に立候補した美馬秀夫氏(73)が7選を果たした。旧統一教会バッシングの逆風の中、地元の支持者や家庭連合の地元メンバーが結束。堂々と信念を披歴する美馬氏に感動し、宗教を超えて支援する人も現れた。美馬氏の7選は、宗教と政治、信教の自由問題に一石を投じるものとなった。
コラム
【上昇気流】(2023年4月28日)
編集部 -
若者たちで賑(にぎ)わう東京・渋谷の繁華街の道路を、荷台を派手なデザインの広告板にした大型トラックが、大音量を流しながらゆっくりと進んで行く。何だろうと見ると、キャバクラ嬢募集の広告だった。そんな光景に出くわした人は少なくないだろう。
コラム
国を挙げて鎮魂の黙祷 イスラエルから
編集部 -
イスラエルのユダヤ人は26日、第75回目の独立記念日を祝った。前日は戦没者記念日であり、1週間前には、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)追悼記念日の式典があった。
中東・アフリカ
パレスチナ 主流派ファタハの支持率低下 ハマスとの対立が激化
森田 貴裕 -
エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地ハラム・アッシャリフ(ユダヤ教呼称「神殿の丘」)で20日、イスラム組織ハマスとパレスチナ自治政府のアッバス議長が率いる主流派ファタハの支持者らの間で激しい衝突が起きた。パレスチナではファタハの支持率が低下し続けている。
防衛・沖縄
【国境警報】「海警」4隻 尖閣沖領海侵入
編集部 -
沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で26日、中国海警局の「海警」4隻が約1時間半にわたり、日本の領海に侵入し航行した。3月30日~今月2日の領海侵入以来で、今年12回目。
朝鮮半島
韓国入試「反日」露骨 必須科目「韓国史」で偏向出題 左翼史観の学会が主導
上田 勇実 -
韓国で毎年実施される大学共通の入試「大学修学能力試験(修能)」で、必須科目「韓国史」の出題分野が1910年から45年までの日本統治期とその直前の時期に偏っているとの指摘が上がっている。背景には左翼史観に凝り固まる歴史学会が入試や教科書執筆を主導してきた構造的問題がある。若者の反日意識拡大につながる恐れもありそうだ。
社説
【社説】スーダン退避 自衛隊の課題も浮き彫りに
編集部 -
軍事衝突が続くアフリカ北東部スーダンから、邦人や外国籍の家族計58人が自衛隊機を使うなどして国外に出た。首都ハルツームの退避希望者は全員出国を果たした。戦闘に巻き込まれることなく、無事に退避できたことは何よりである。
朝鮮半島
【韓国紙】韓流ブーム20年「相生・協力で共存共栄を」
セゲイルボ -
20周年を迎えた日本国内の韓流ブームの安定した持続のために何をしなければならないか。孔炯植(コンヒョンシク)駐日韓国文化院院長が語った。
メディアウォッチ
G7温室ガス対策でも各国の事情無視し理想論に終始する朝日社説
床井 明男 -
先進7カ国(G7)は札幌市で気候・エネルギー・環境相会合を開き、世界の温室効果ガス排出量を「2035年までに(19年比で)60%削減することの緊急性が高まっていることを強調する」と明記した共同声明を採択。二酸化炭素(CO2)排出削減の対策を講じていない化石燃料を「段階的に廃止する」方針を盛り込んだ。
コラム
【上昇気流】(2023年4月27日)
編集部 -
韓国を旅行すると印象に残る風景がある。バスから見える風景だが、一つはどこへでも行くことができる高速道路。そしてもう一つが至る所で林立する高層マンション群だ。
中東・アフリカ
新たに72時間停戦合意 スーダン 不透明な実効性に懸念
森田 貴裕 -
アフリカ北東部スーダンで戦闘を続ける正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は24日、米国などの仲介で現地時間25日午前0時(日本時間同7時)から72時間の新たな停戦に合意した。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラなどが報じた。
オピニオン
日本の民主主義が危ない 模倣犯出現 【岸田首相暗殺未遂―有識者の視点】
編集部 -
岸田文雄首相が衆院補欠選挙の応援のために訪れた和歌山県の漁港で、手製の金属パイプ爆弾を投げ付けられる事件があった。容疑者は首相のわずか1㍍後方に金属パイプ爆弾を投擲(とうてき)しており、爆発までやや間があったことから首相や聴衆は逃げることができたが、爆発物は60㍍離れたコンテナに穴を開ける威力で、首相暗殺未遂事件と捉えるべきだろう。



